コロナの前と後で、もっとも変わったのは「夜」かもしれない。徐々に人出が戻ってきてはいるものの、かつての夜とは様相が異なっている。度重なる行動制限で、人々は「夜」に頼らずとも、人生を楽しむ方法を見出してしまったから......。
そんな中、8月16日発売の「BRUTUS 968号」(マガジンハウス)は「夜」を特集している。
特集「夜 物語が生まれ、人々が集う場所へ」では、スケートボード金メダリストの堀米悠斗さんや格闘家の那須川天心さんをはじめ、世界的映画監督のソフィア・コッポラさん、佐野玲於さん、UTAさん、水原希子さん、ラランド・サーヤさん、オカモトレイジさん、Licaxxxさん、ハライチ・岩井勇気さん、小袋成彬さん、荒川良々さん、長岡亮介さん、井上順さん、森山大道さんら64人の夜を切り取る。
なぜ、このタイミングで「夜」なのか? 編集長の田島朗さんはその理由を「いよいよ人々が『夜』という舞台装置を介さずとも楽しみを見出せる時代が本格的に訪れてしまう予感がしたから」と語る。
「今や、人とリアルに集わずともさまざまなコンテンツに囲まれてそれなりに充実した夜を過ごすことができる。でも一方で、自分の人生を振り返ってみると、友人も仕事仲間も、夜という場のおかげで知り合えた人、仲良くなった人が多いことに気づきます。(中略)それは多分に、夜は全ての人々にとってすべからく平等だからではないでしょうか。肩書や属性に囚われない時間がそこにあるから。」
ゲストエディターとして、本誌を監修したのは野村訓市(のむら・くんいち)さんだ。編集者、インテリアデザイナー、ラジオパーソナリティとして、肩書きにとらわれず、自由に活躍する野村さんも「夜」に学んだ1人。田島編集長とも夜に知り合い、仲良くなったという。
あなたにもきっと、忘れられない「夜」の思い出があるはず。夜の達人たちのたのしみ方から、これから始まる秋の夜長をどう過ごすか、思いを巡らそう。
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