2022年7月27日、笠間書院から、『物語のカギ 「読む」が10倍楽しくなる38のヒント』(渡辺祐真/スケザネ)が発売された。
読める男スケザネによる「物語の歩き方」。読書という旅を豊かにする最強のガイドブックだ。(俵万智)
『物語のカギ 「読む」が10倍楽しくなる38のヒント』は、本の魅力をわかりやすく伝える書評動画で人気のYouTubeチャンネル「スケザネ図書館」の配信者である渡辺祐真/スケザネさん初の書籍。文学だけでなくマンガや映画まで幅広い「物語」へのあふれる愛を語りながら、より深く味わうための目のつけどころ=「カギ」をわかりやすく解説する内容となっている。
題材として、小説・詩歌・マンガ・映画など幅広いジャンルを対象に、マンガ『呪術廻戦』、映画『ドライブ・マイ・カー』など近年の人気作から『走れメロス』、『アンナ・カレーニナ』といった名作文学まで、多種多様な作品を取り上げながら、語り手を信頼するな!(『日の名残り』)」、「比較・変遷をたどれ!(歌人・俵万智の作風の変化)」、「元ネタを探ろう(『ピーターパン』と『約束のネバーランド』)」など物語を読むための「カギ」を紹介。著者自身が物語の面白さに目覚めた経験談を交えながら、様々な角度から「物語」の楽しみ方を案内する。
【目次】
はじめに
序章 なんで物語を読むのか? 物語を味わうってどんなこと?
第一章 物語の基本的な仕組み
第二章 虫の視線で読んでみる
第三章 鳥の視点で読んでみる
第四章 理論を駆使してみる
第五章 能動的な読みの工夫
おわりに
■渡辺祐真/スケザネさんプロフィール
1992年生まれ。東京都出身。東京のゲーム会社でシナリオライターとして勤務する傍ら、2021年から文筆家、書評家、書評系YouTuberとして活動。文庫の解説、書評多数。ラジオなどの各種メディア出演、トークイベント、書店でのブックフェアなども手掛ける。毎日新聞文芸時評担当(2022年4月~)。編著に『季刊アンソロジスト』(田畑書店)。YouTubeチャンネル「スケザネ図書館」では、書評や書店の探訪、ゲストとの対談など、多数の動画を展開している。翻訳家Emily Balistrieriのアシスタントとして、森見登美彦『夜は短し歩けよ乙女』("The Night Is Short, Walk on Girl")などの翻訳を手掛けた。今回が単著第1冊となる。
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