逃亡フィアンセを調教する道
あの夜、あの男がやってこなければ――。
家柄も顔も完璧な彼との正式な婚約まで貞操を守る主人公、柊澪。
ところが、婚約パーティー前日の夜。澪のいる部屋に現れたのは、見知らぬ男だった。
ピッコマの人気作品『逃亡フィアンセを調教する道』(作 YOOLOOK)は、婚約者のために長年守ってきた純潔を、謎の男に手違いで奪われるところから始まるラブサスペンスだ。
家柄も顔も完璧な御曹司・東条翔とそのフィアンセである主人公・柊澪は、付き合いはじめて5年たつのに、まだ身体を重ねたことがなく純潔のまま。正式な婚約をしていないうちは......と貞操を守る、今どき珍しい清純派カップルだった。
しかし、そんな二人にもついに春がやってくる。明日はいよいよ正式な婚約発表パーティー。しかも、今日は翔の誕生日。澪はホテルに部屋をとり、ワインも用意して、「誕生日プレゼントは二人の初めての夜」と翔を誘うサプライズを計画していた。ところが――。
「えっ...? 飛行機に乗り遅れた?」 「ごめん...澪...。次の飛行機で帰る。明日には必ず着くからまってて」
飛行機に乗り遅れた翔は、今晩のサプライズには間に合わない――。目論見が完全に外れてしまった澪は、ホテルにて、一人でワインを飲んで夜を明かすことに。やがて酔いつぶれた澪。するとそこへ、翔とは別の男がやってきた――!?
やってきた男の名は高嶺(たかね)。澪の泊まるホテルに出資している資本家だ。ベッドで酔いつぶれている澪を見た高嶺は、たちまち呆れ顔になる。
「またかよ...俺のご機嫌取りに勝手なサービスを送り付けやがって」
高嶺は、澪のことを「部下が自分に用意した女」だと勘違いし、寝ている澪に手を出してしまう。一方、酔って意識が朦朧としていた澪も、高嶺のことを翔だと勘違いして身体を許してしまう。
翌朝。目を覚ました澪は、高嶺が置いていったお金を発見する。自分が一夜を過ごした相手は、婚約者ではない知らない男だった――。事態の深刻さに気づいた澪は、なぜ他人が自分の部屋に入ってきたのかとホテルのフロントに問い合わせるが、受付は「ご自身で誰かを呼ばれたのではありませんか?」の一点張り。
結局、何の説明も受けられないままホテルを出た澪。飛行機で帰ってきた翔に事の顛末を知らせようとするが、事情を知らずに「愛おしい花嫁との特別な夜を、ずっと楽しみにしていたよ」と自分を愛してくれる翔に対して「見知らぬ男と一夜をすごしてしまった」と相談することはできない――。
事件の存在を誰にも打ち明けられないまま、ついに翔との婚約発表パーティーがはじまった。幸せの絶頂を迎える澪。だが同時に、吐き気とおなかの膨らみもまた、無視できないものになっていた......。あの夜、澪は妊娠してしまったのだ。
婚約者のために長年守ってきた純潔を謎の男に手違いで奪われ、望まぬ妊娠で婚約が破談に。未婚の母・柊澪は幸せになれるのか――?
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