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二度寝するなら〇〇してから。睡眠負債を減らすには

なぜ、あの人はよく眠れるのか 元気な自分を取り戻す101の快眠メソッド

   寝苦しい夏。普段から不眠気味なのに、ますます寝不足に......。不眠の原因は、その日の体調や仕事のストレス、精神状態など、人によってさまざま。いわゆる睡眠法と言われるものでは解決できないことも。

   そこで自律神経の名医である小林弘幸さんと 睡眠トレーナーの三輪田理恵さんがタッグを組み、1冊で101もの睡眠法が試せる睡眠大全『なぜ、あの人はよく眠れるのか?』(主婦と生活社)が7月4日に刊行された。

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   本書では、その日の体調や気分に合わせた快眠法が選択できるように、カタログ式で掲載している。

   日照時間、気温の変化など、1年の間でも私たちの睡眠は変わってくる。夏は、暑さと日照時間の長さ(暗い時間が短いこと)によって、睡眠不足を訴える人が多いという。

   そこで本書では、次のようにアドバイスしている。

眠れないことを必要以上に気にしすぎることは、ストレスの原因になります。仮に眠れない日が続いたとしても、1年を通して考えれば「季節によるものだ」と認識することで、気持ち的にラクになります。日照時間や気温などの環境が異なることで、睡眠は変わるのです。逆にいえば、それら季節性の要因を解消していくことが、快眠につながるとも考えられます。

二度寝・仮眠のススメ

   平日と休日の起床時間の差がありすぎると、体内時計のリズムが崩れ、睡眠の質が下がるとはよく聞く話だが、実際どのような負担が身体にかかるのだろうか。

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   グラフからわかるように、睡眠負債を解消すべく、休日にたっぷり寝過ぎてしまうと、体内時計のリズムが崩れ、翌週まで眠気や疲労感を持ち越してしまう。月曜日に体調不良を訴える原因の一つだとも言われている。

   平日の睡眠時間が確保できていない人は、「光」と「食事」をうまく活用して、上手に体内時計のリズムを崩さずに睡眠負債を解消していこう。

<上手な二度寝>

   休日の朝もなるべく平日と同じ時間に、難しい場合も1~2時間の差で起きる。 太陽の光を浴びてコップ1杯の水を飲み、可能であれば朝ごはんを食べて少しゆっくりしてから二度寝をする。

<上手な仮眠>

   仮眠をとるなら午前中に、ノンレム睡眠とレム睡眠の1サイクル分である1~2時間程度とる。
それでも眠気が解消されない場合は、15時までに30分以内の仮眠をとるのがおすすめ。

   本書では、ストレッチや気持ちの書き出し方も掲載しているので、まずは色々試してみて、自分にピッタリ合った睡眠法を見つけよう。

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ぐっすりストレッチ

   目次は以下の通り。

第1部/なぜ、自律神経を整えるとよく眠れるのか
【1 快眠へ導く自律神経の整え方】
・寝不足が続いて不調になる"睡眠負債"とは?
・自律神経を乱すストレス、生活習慣、加齢
・自律神経の乱れがなぜ眠りに悪影響を及ぼすの?
・よく眠れない人は老けやすくなる?
・自律神経を整える3つの要素
・自分に合っだ"快眠法"を見つけよう

【2 あなたの睡眠は大丈夫? 自分の眠りをチェックする】
・眠れている/眠れていないはどうやって判断するのか
・そもそも'よい睡眠'とはどんな睡眠のこと?
・あなたは朝型?夜型?睡眠の「クロノタイプ」を知る
・睡眠力を身につけるには「からだ・こころ・環境」を整える

第2部/からだ・こころ・環境を整える101のメソッド
【からだを整えるメソッド】
【こころを整えるメソッド】
【環境を整えるメソッド】

 7月12・13日にAmazonで開催されるプライムデーのビッグセールでは、俳優の窪田正孝さん愛用で話題の「女優まくら」こと<マニフレックス フラットピッコロ>など、さまざまな寝具が対象商品となっている。この機会に、寝具も睡眠習慣も含めて、あなたの睡眠をまるごと改革してみてはいかがだろうか。
※画像提供:主婦と生活社

  • 書名 なぜ、あの人はよく眠れるのか 元気な自分を取り戻す101の快眠メソッド
  • 監修・編集・著者名小林弘幸/三輪田理恵 著
  • 出版社名主婦と生活社
  • 出版年月日2022年7月 4日
  • 定価1,760円(税込)
  • ISBN9784391157673

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