医療従事者が重い負担を背負わされるコロナ禍の時代。いまの若者は、激務で知られる医師にはなりたがらないのではないか......と思いきや、大学医学部の人気は落ちていないという。
5月24日発売の「週刊朝日」は、医学部受験の現状に迫っている。
医学部の志願者数は、18歳人口の減少を主な背景として、ここ10年ほど減少傾向にある。しかし、河合塾教育情報部の岩瀬香織さんによれば、志願者数は減っても、倍率(志願者数÷合格者数)はここ数年ほとんど変わっていないという。18歳人口は年々減少傾向にあります。22年は21年から約2万人減って約112万人でした。 大学志願者数も減少していく状況の中で、前年並みの数値を保っていることは、医学科人気が落ちていないことの表れと言えるでしょう。
倍率には、コロナ禍の影響もほとんど見られなかった。経済の不安定化で安定志向が強まり、手堅い職業である医師の人気は落ちなかったようだ。
データから読み取れるもう一つの傾向は、以前より医学部に入りやすくなったということだ。
河合塾のデータによれば、偏差値65の場合、近年最も倍率が高かった14年の合格率は35%だったが、22年には60%となった。つまり、偏差値65で医学部に合格できるのは14年は3人に1人だったが、今は3人に2人程度にまで増えたことになる。岩瀬さんは以下のように語った。
一定の学力は必要なので誰しもに門戸が開かれているわけではないですが、以前より合格しやすい時代になったことは確か。努力が報われやすくなっているので、志望者には夢を簡単に諦めないでもらいたいです。ほか、記事では、各大学の具体的な試験体制や入試データの解説つきで「国公私立全82医学部合格者ランキング」が掲載されている。
今週の「週刊朝日」の表紙&カラーグラビアには「高学歴ジャニーズJr.」シリーズの第3弾として「美 少年」の那須雄登さんが登場。14歳でジャニーズに入所し、多忙な日々の中でも学業に励み続けるその姿にインタビューで迫っている。
那須さんは、中学受験で第1志望の慶應義塾中等部に合格を果たしたのち、難関として知られる内部進学で慶應大の経済学部に進んだ大学3年生。そんな那須さんは、高1のとき、同じく慶應大の経済学部に内部進学で進んだジャニーズの大先輩・櫻井翔さんから進路のアドバイスをもらったという。
グループができたばかりで先が見えなかったので、漠然とした不安があったんです。 櫻井くんは、「ジャニーズだけが正解じゃないよ。就職して企業に勤めるのも、起業するのも、正解かもしれない」って言ってくれました。もしジャニーズで行き詰まっても苦しくならないように、いろんな道を示してくれて。安心して心にゆとりが生まれたし、視野が広くなりました。 行きたい学部ができたときのためにちゃんと勉強しようって思いましたね。
ほか特集ページでは、伴侶と死別した人々の喪失と再生のストーリーを聞いた「"ひとり人生"を生き抜く」、男性専用の相談窓口に電話が殺到している理由を探った「弱音を吐き始めた男たち」、司馬遼太郎さんが描いた「天才義経の孤独」など、いま気になる記事が紹介されている。
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