ラブミーテンダーにさようなら
恋愛はわたしの人生に必要なのか? 一人のほうが平穏に生きていけるんじゃなかろうか......。恋人と上手く行かなかったときは、こんな考えが頭を巡ってしまいがちだ。
友人に相談すると、「そんなの考えても無駄じゃない? 結局のところ失恋を引きずってるだけなんじゃ?」なんて言われて、傷口に塩を塗られることも。
やっぱり相談するんじゃなかった。でも、ひとりでずっと物思いにふけっているのは、それはそれでメンタルに悪そうな気がする......。そんな時にちょうどいいのが、LINEマンガで連載中の『ラブミーテンダーにさようなら』だ。
銀行員・牧村幸恵は、恋人の浮気現場を目撃して心に傷を負った地味目のアラサー女。25歳ではじめてできた彼氏に裏切られ、「家でナショジオ見てる方が100倍有意義」「仕事はわたしを裏切らない」「ひとりで生きていける」と、恋愛に対してトラウマを抱えている。
そんなある日、住んでいるアパートが取り壊され、牧村は大家さんの紹介で「恋愛禁止」シェアハウスに移り住むことに。「不純異性交遊禁止」の規則に惹かれた牧村は、「もう二度とあんな感情に振り回されない」と決意を新たにする。
ところが入居してみると、周りの住民は恋愛をしまくっていた。実は、「恋愛禁止」はシェアハウス内のみのルールだったのだ。勝手に持っていた仲間意識を裏切られ、自分のトラウマすら「浮気なんてよくあることだよ」と流された牧村は不満が爆発! 新しい恋を探せとアドバイスする住民に「恋人とか結婚とか、何でそれで幸せはからなきゃいけないの? 人間それだけじゃねーだろ」とブチギレてしまう。
こじらせまくっている牧村だが、内心、恋愛を全否定しているわけではない。恋愛によってもたらされる幸せも理解しているから、事態は複雑だ。恋愛をすべきか否か、本人の中でも整理がついていない。このマンガは、そんな牧村が恋愛に向き合い、「自分なりの幸せ」の形を探していく物語なのだ。
「恋愛は是か非か......」と悩んでいる人は必読。うつうつとした気分も、マンガを読んで、牧村と一緒に悩めばスッキリすること間違いなし!
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