永守くんが一途すぎて困る。
降りしきる雨の中で男女が抱き合う。「1日も忘れられなかった」。愛おしそうにそう告げると、男はおもむろにバラの花束を差し出し、告白した。「結婚してくれ」。――多分、現代でこんなことをする男がいたら、あまりに古風な価値観にひいてしまう。
LINEマンガで連載中の『永守くんが一途すぎて困る。』は、そういうちょっとズレた価値観を持った男子の愛おしさを感じる作品だ。
主人公の三崎優花は、25歳を迎えても恋愛に興味がない。なぜなら中学生の時、憧れていた永守一途に告白し、泣いて断られたトラウマがあるから。以来、優花は恋愛に本気になろうとしていなかった。
しかしある日、友人と飲んでから帰宅すると、家の前にトラウマの張本人である永守の姿があった。優花は戸惑う。だが、そんなことは気にしない様子で、永守は告げてくる。
「お願いだ、結婚してくれ」
もちろん、優花は首をタテにふらなかった。だが、永守くんはそんなことは意に介さない。お構いなしに、優花に熱烈にアプローチをしかけてくる。
「毎日僕の味噌汁を食べてくれ」
「子どもは男の子と女の子がほしいな」
ともすればドン引きしてしまいそうなこんなセリフも、「人の話を聞こうか」という優花の冷静なツッコミで、急に愛おしく思えてしまう。
タイトルの通り一途な永守くんを見ていると、思わずクスリと笑ってしまうとともに、恋が成就することを願ってしまう。2人の恋の行方が、どんな結末を迎えるのか楽しみだ。
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