同じことを何度も言う、会話がかみ合わないなど、認知症の人と過ごしている時に、ついイライラしてしまう......と悩む人も多いだろう。このような場面での言葉掛けに注意したい。実は周囲の人の話し方が認知症の進行に大きな影響を与えるというのだ。
8月27日『認知症が進まない話し方があった』(青春出版社)が発売された。
認知症の人に向けて否定的な話し方をしたり、負の言葉を使ったりしてしまうと、認知症をさらに悪化させてしまうという。そうなるとさらに介護が難しくなってしまう。
反対に、話し方のポイントを押さえて適切な接し方ができれば、認知症の進行度合いをゆるやかにできる。認知症をケアする医療機関や介護現場のスタッフの多くは、このような話し方のポイントを押さえているという。
本書は、認知症ケアのプロではない家族でも実践できる話し方を紹介している。どんな言葉を選べば良いかはもちろん、シーン別に50例にも及ぶ話しかけ方のヒントを紹介している。
本書の内容は以下の通り。
・認知症にまつわる"誤解"が介護者を追い詰める
・「よかれと思った」話し方が認知症を悪化させる!?
・やってはいけない!話しかけられたときの受けこたえ
・日々の介護をラクにする実践ことば集
・介護中にどうしても、イライラしてしまったら ...
イライラや不安に悩まされる介護。少しでも気持ちをラクにするためにも読んでおきたい1冊。
■吉田勝明(よしだ・かつあき)さんプロフィール
1956年福岡県生まれ。日本老年医学会専門医、精神科専門医。1982年金沢医科大学医学部卒業。1988年東京医科大学大学院卒業。医学博士。横浜相原病院にて、院長として25年以上勤務後、横浜鶴見リハビリテーション病院院長。現在、産業医、学校医、神奈川県教育委員としても活動。精神保健指定医、日本医師会認定産業医、全日本音楽療法連盟認定音楽療法士。著書に『認知症は接し方で100%変わる!』などがある。
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