浮気、不倫、セックスレス......。そこまでいかずとも、日々の些細なもめごとや、価値観の違いから、「ふたり」はすれ違い、少しずつ関係が悪化していく――。「どうしてわかってくれないの?」とモヤモヤする気持ちを、心理学の巨匠の思想から解き明かし、大好きな人とベストパートナーになるための極意を紹介する本が、6月10日に発売される。
岩井俊憲さんの著書、『アドラーが教えてくれた「ふたり」の心理学』(青春出版社)は、「すべての悩みは人間関係の悩みである」というアドラーの思想を、恋人や夫婦、家族など、身近な「ふたり」に応用している。
アルフレッド・アドラーは、19世紀生まれのオーストリア人心理学者。日本でも、『嫌われる勇気』(ダイヤモンド社)に代表されるアドラーの思想をもとにしたさまざまな自己啓発本が発売されている。
「面倒なことは極力避けたい」「1人で過ごす時間の方が楽で良い」など様々な理由で若者の恋愛離れが叫ばれる昨今。一方で、コロナ禍で人との物理的距離が開いたことで、直接的な人との繋がりの大切さを再確認することになった。
恋人や夫婦、家族。どんなに親しい間柄でも、考え方も価値観も思考も違う「ふたり」だからこそすれ違ってしまうこともある。本書では、アドラー心理学をもとに、カップルの「すれ違い」の具体的なケースを取り上げ、「ふたり」が心地いい関係を続ける秘訣を紹介している。
本書の内容は、以下の通り。
1章 どうして「ふたり」はすれ違うのか?
2章 ある夫婦の結婚と別れ
3章 恋愛、結婚、夫婦生活... 傷ついてこそ「ふたり」は育ち合う
4章 セックスレス、不倫、嫉妬...「ふたり」の溝を埋めるには?
5章 ある夫婦の亀裂と修復
6章 岩井流・良好なパートナーシップを続ける極意
著者の岩井俊憲さんは、ヒューマン・ギルド代表、アドラー心理学カウンセリング指導者、中小企業診断士、上級教育カウンセラー。1970年に早稲田大学卒業後、外資系企業の管理職などを経て、1985年にヒューマン・ギルド代表を設立した。現在も、アドラー心理学研究の第一人者として、企業研修、講演、カウンセリング、カウンセラーの養成を行っている。
アドラーによると、人と人とが出会い、恋人、夫婦、家族といった「ふたり」が親しい関係を築く中で直面する課題は、「自分を変えるチャンス」であり成長の糧になるという。最近、パートナーとうまくいっていない、小さなことだけれど考え方が違ってモヤモヤ......とお悩みの方に、おすすめの一冊。
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