本を知る。本で知る。

貯蓄ゼロで失業しても1年間は困らない方法とは?

急に仕事を失っても、1年間は困らない貯蓄術

   コロナ禍で解雇や失業の憂き目に遭ったり、病気や親の介護で退職せざるをえなかったり、私たちは常に、「お金を稼ぐことができなくなる脅威」と隣り合わせにある。もし貯金ゼロの状態で突然職を失ったら、路頭に迷ってしまう。

   経済評論家・ジャーナリストの佐藤治彦さんの著書、『急に仕事を失っても、1年間は困らない貯蓄術』は、ちょっとした工夫や公的資金の使い方を知っておくことで、「もしも」に備える貯蓄術を指南している。

main.jpg

   「佐藤式の貯蓄術」は以下の通り。

① 必要なお金、楽しいことに使うお金を削るのではなく、無駄な支出を見直すこと
② お金だけを貯めるだけではなく、年金、公的支援などの知識を貯めること
③ 状況に応じて、うまく生活を変化させていく対応力のある生活スタイルを
④ 良好な人間関係を蓄えておくことも、貯めておきたいこと
⑤ 困っている人に優しい制度を国が整備してくれるように政治の動きに興味を持つ

   お金に困らないためには、ただ支出を減らすのではなく、年金や公的援助など国の制度を知り、「もらい損ねない」ことも大切だ。老後に向けてその知見を蓄えておきたい。

   目次には、「住まいと保険」「夫が亡くなったあと妻は年金をどれくらいもらえるのか?」など、気になる項目が並ぶ。

■ まえがき
■ プロローグにかえて――いまは貯蓄がゼロとか、それに近いあなたにぜひ考えてもらいたいこと

第1章  新しい日常と私たちの生活。新しくなること、変わらないこと--新型コロナウィルスの巣篭もり生活で見えてきたこと
第2章 10年後のお金の使い道は、10年後の自分に決めさせる--住まいと保険について考える
第3章 年金で知っておいてほしいことをひとつひとつ順に説明します
第4章 夫が亡くなったあと妻は年金をどれくらいもらえるのか? そして年金の未来は?
第5章 私たちの未来を再び明るいものにするための、税制と民主主義について考える

【経済評論家のひとりごと コラム】
■ ポテトサラダと老人
■ 孤独な老人にならないためのメモランダム
■ 仕事を失くした時に大切なこと。フラットな気持ちと雇用保険の知識について
■ 松田先生からの分厚い手紙
■ 死ぬのが怖い
■ クリスマスの思い出
■ あとがき

年金払い忘れると300万円も損?!

   刊行を記念して、佐藤さんによる特別講座の動画が公開されている。ここでは第1回の「女性の年金」から、気を付けておきたいことを紹介する。

   佐藤さんによると、女性の年金はとても少なく、その理由は「知らないうちに払い忘れているから」だという。

   年金は、厚生年金を払った人がもらう「比例部分」と、国民年金を払った人や、第3号被保険者(専業主婦など)がもらう「基礎年金」に分かれる。このうち、基礎年金は20~60歳まで40年間払い続ければ、年間約80万円受け取れる。

   しかし、学生時代に払い忘れた、あるいは夫が退職した後の期間に払っていなかった、という人も多いのではないだろうか。もし6年間払い忘れると、80万円もらえるはずの年金が、68万円に減ってしまう。1カ月でおよそ1万円少ない計算だ。この状況が仮に65歳から95歳まで続くとすると、300万円も損をすることに。これは由々しき問題だ。

   ほかにも、お得さや気軽さをアピールされた保険は本当にお得なのか、家計簿をつけない節約方法はあるかなど、具体的なアドバイスが満載だ。

   忘れてた、面倒くさい、よくわからない、では済まされない。突然職を失っても食いつなげるよう、自分のお金はもちろん、国の制度や世の中の動きをしっかりと把握しておきたい。

■佐藤治彦さんプロフィール
経済評論家、ジャーナリスト。慶應義塾大学商学部卒業後、東京大学社会情報研究所教育部修了した。JPモルガン、チェースマンハッタン銀行で銀行員としてデリヴァティブを担当していた。それらの経験を生かし、短期の国連ボランティア、企業コンサルタント、放送作家を経て、テレビ、ラジオ、雑誌などで経済やマネーについての経済評論家、コメンテーター等も務めている。


※画像提供:亜紀書房

 
  • 書名 急に仕事を失っても、1年間は困らない貯蓄術
  • 監修・編集・著者名佐藤 治彦 著
  • 出版社名亜紀書房
  • 出版年月日2021年4月24日
  • 定価1,320円(税込)
  • 判型・ページ数四六判・240ページ
  • ISBN9784750516936

オンライン書店で詳しく見る(購入もできます)

実用書の一覧

一覧をみる

アクセスランキング

DAILY
WEEKLY
もっと見る

当サイトご覧の皆様!

おすすめの本を教えてください。
本のリクエスト承ります!

出版社の皆様!

御社の書籍も、
BOOKウォッチに
掲載してみませんか?