テレワークという新しい働き方は、すでに「ノーマル」になっている。一方で、毎日出社していた時には感じなかった身体の不調を訴える人も。腰痛や肩こりだけでなく、手の指や手首、ひじ、股関節、ひざなどの関節痛にも悩まされる人が増えている。
『テレワークの腰痛・肩こりは自分で直せる!』(学研プラス)には、こうした「テレワーク不調」を改善するセルフケアのメソッドが詰まっている。
本書の中から1つ、テレワーク不調を解消・改善する方法を紹介しよう。
著者の酒井慎太郎さんは、重要なカギは「イス」にあると指摘する。
"いつものイス""いつもの座りかた"をちょっと見直すだけで、皆さんの「しんどい」はかなり軽くなるはずです。
最強のイスの作り方は以下の通り。
まずは座面をチェックする。チェックポイントは次の3点。
1.座面の高さ・硬さ・横幅
2.背もたれの状態
3.ひじ掛けの有無
座面の高さは、イスに深く座り、背もたれの下部にお尻と腰を付けたうえで「足の裏全体が床に付く」「股関節・ひざ関節・足首の関節が約90度になる」という状態に調整するのがベスト。
こうすることで、骨盤の前傾を防ぎ安定した状態を維持しやすくなるのだという。
本書は4章構成。まずは「今ある痛みや不調」の原因をセルフチェックで見つけよう。それを踏まえて、マッサージやストレッチを実践。再発防止のテクニックや運動法に加え、家事や入浴、睡眠といった日常生活で体質改善をめざす方法も紹介している。
目次は下記の通り。
プロローグ
第1章 テレワークの痛み・不調の原因がわかるチェックテスト
第2章 頻発する痛み・不調を解消する「ストレッチ」&「マッサージ」
第3章 痛み・疲れを撃退するテレワーク術&運動のコツ
第4章 テレワーク疲れの体質を変える! 家事・入浴・睡眠のテクニック
著者の酒井さんは、さかいクリニックグループ代表、元千葉ロッテマリーンズオフィシャルメディカルアドバイザー、中央医療学園特別講師、カルチャーセンターの講師や柔道整復師など、さまざまな肩書を持つ。これまでの治療実績は100万人超で、テレビ番組では「神の手を持つ治療家」「腰痛治療のスペシャリスト」として紹介されるなど、マスコミ出演も多数。
本書でも多角的、合理的な「酒井式メソッド」でテレワーク不調を解決する方法を指南している。まずは今、座っているイスを見直すことから始めてみてはいかが。
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