家族や大切な人を亡くしたとき、遺族は悲しみにひたる間もなく、葬儀の準備を始めなくてはならない。喪主という立場なら、なおさら忙しくなる。でも、いったい何から始めたらいいの?
主婦の友社から発売されている『心のこもった 葬儀・法要のあいさつと手紙 マナー&文例集』には、葬儀までの大まかな流れと遺族がするべきこと、さまざまなシチュエーションを想定したあいさつやお礼状の例文、葬儀に適した装い、お金のマナー、正しい作法などが紹介されている。
特に頭を悩ませるのは、通夜や葬儀でのあいさつだろう。故人を大切に思えばこそ、聞く人の心に響く内容にしたい。
本書には、急死した父親の葬儀で喪主を務める母親の代わりに出棺時のあいさつをする場合の例も掲載されている。このような時は「故人の長女で○○○○と申します」などと、簡単な自己紹介から始めるのがマナーだ。
それから会葬のお礼や故人の思い出、生前のお礼と続くが、可能な限り参列者の顔ぶれを確認して関わりのあるエピソードを加えるとベター。文例を読めば、大切な人とのお別れに盛り込むべき要素が分かる。
本書には葬儀に参列する際のマナーも解説されているので、一冊手元に置いておけばいざという時に役立つ。
記者などは「縁起でもない」とつい目をそらしてしまうのだが、「その日」が来たら、大切な人を心から供養し、後悔なく送り出すためにも、正しい知識とマナーを身につけておきたい。
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