建築家の隈研吾さんがこれまで携わった石の建築と木の建築を多面的に紹介する展覧会「隈研吾/大地とつながるアート空間の誕生 ― 石と木の超建築」が2020年8月1日から10月15日まで、「ところざわサクラタウン」内にある角川武蔵野ミュージアムで開かれる。
角川武蔵野ミュージアムは、隈さんが手掛けた最新の建築作品。圧倒的な外観はまさに「石の超建築」だ。
その中で、作品の構想から設計、実際の工法までを、隈さん自身のテキストや設計図、インタビュー映像などで解説。「石の超建築」の成り立ちと見どころを知ることができる。
ほかに国立競技場など、自然素材である石と木を用いた近年の代表作の緻密で精巧な模型も展示されている。
入場料は大人1,600円、中高生1,000円、小学生700円、未就学児は無料。完全事前予約制で、入館人数の制限を行っている。詳しくは角川武蔵野ミュージアムのホームページを確認してほしい。
7月31日には最新作品集『東京 TOKYO』(KADOKAWA)も発売された。国立競技場、歌舞伎座、高輪ゲートウェイ駅、浅草文化観光センター、角川武蔵野ミュージアムといった自薦の23作と最新論考が掲載されている。隈さんは作品集についてKADOKAWAのウェブサイト上で以下のようにコメントしている。
「ある都市で建築を設計するというのは、その都市に対してラブレターを書くことである。(...)当然相手がいろいろであるから、建築というラブレターも、様々な文面をとり、様々な体裁をとり、様々な書き方となる。その相手との微妙な関係が、通常の建築雑誌というメディアからは伝わってこない。その機微を伝えたくて、今回は写真家の新津保建秀さんにお願いをした。新津保さんは、僕の建築のまわりをぐるぐると歩き廻って、僕と彼女との間に、どんなことがあって、その時、どんな感情にかられて、僕がこの手紙を書いたかということが伝わるような写真を撮ってくれた」 (隈研吾)KADOKAWAのウェブサイトより。
BOOKウォッチでは、隈研吾さん関連の本で、『ひとの住処』(新潮新書)、『変われ! 東京 自由で、ゆるくて、閉じない都市』(集英社)を紹介済みだ。
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