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便は「便り」と書く!自分の成績表/自分をリードしていける人を生み出す!

 さまざまジャンルの専門家をゲストに迎え、社会課題や未来予測などをテーマにイノベーションのヒントを探る文化放送の番組、「浜松町Innovation Culture Cafe」(通称:浜カフェ、毎週土曜日18:00~18:57放送)では、番組のエンディング付近でBOOKウォッチ編集部がおすすめする本を紹介している。

※参考リンク 「浜松町Innovation Culture Cafe」

 前回2020年7月18日は「コロナ時代に求められる組織・リーダー」をテーマに放送し、編集部からのおすすめの本は『どんな個性も活きるスポーツ・ラグビーで学ぶ オフ・ザ・フィールドの子育て』(中竹竜二、エッセンシャル出版社)をピックアップ。どんな内容なのかは「ラグビーの多様性が子育ての参考になる」を参照。

『どんな個性も活きるスポーツ・ラグビーで学ぶ オフ・ザ・フィールドの子育て』(中竹竜二、エッセンシャル出版社)

 番組では、リーダーの育成に力を注ぐ株式会社チームボックス代表で早稲田大学ラグビー蹴球部元監督の中竹竜二さんと、サッカー元日本代表で腸内細菌を扱うビジネスをされているAuB株式会社代表の鈴木啓太さんが登場し、リーダー論などについて興味深いトークを展開した。

なぜ腸内細菌に興味が湧いたのか

鈴木 母親から毎日便を見なさいと言われ育ちましたが、子どもの頃は理解できませんでした。しかし、便は「便り」と書くように自分の成績表なのです
 オリンピックでドバイに行きまして、その時に体調を崩す選手が多かったのです。ですが、僕は体調を崩さなかった。

入山 あの時は、どれくらいの方が体調崩されていたのですか?

鈴木 23人中18人は崩していましたね。僕は腸内細菌のサプリメントを高校生頃から摂取しており、食後に必ず温かいお茶を飲んだりしていたので、腸内細菌が重要なのではないかと思ったのです。その上でアスリートの腸内細菌は、面白いのではないかということになり研究を始めました。

入山 やはり腸内細菌に違いはあるのですか?

鈴木 違いますね。腸内細菌の多様性は高いと健康的であるという指標になるのですが、アスリートは腸内細菌の多様性が高い傾向にありました。酪酸菌というのもありますが、免疫細胞をコントロールすると言われている菌なのですが、これがアスリートは一般の方とは2倍以上違いました。そこで腸内細菌をアスリートに近づけるようなサプリメントを生産しています。

リーダーとしての在り方

中竹 リーダーシップとリーダーというものを言葉で分けているのですが、リーダーに関しては誰でもなれる!と思っています。
 リーダーというのはみんなを率いるという「リード」という言葉から来ている言葉ですが、今広めていくべきなのは「自分をどれだけリードできるか」ということだと思います。全員がリーダーになるべきで、自分をリードしていける人を生み出すという活動をTEAMBOXでやっています。

入山 自分をリードしていくのには何が必要なのでしょうか?

中竹 自己認識ですね。自分とは何か、自分らしさとは何かですね。まずは自分をさらけ出していかないと難しいものなんです。多くの方が理想のゴールを目指してしまう事で自分をさらけ出せずに自己認識が困難なままになってしまうという問題があるのです。

鈴木 そうですね。自分の出来ることと出来ないことをはっきりさせて、ただ旗を立てたのです。ここに行きたいんだけれども「研究・マーケティングは出来ないから助けてくれ」といった時に、助けてあげるよと集まってきてくださった方がいた事で今の会社があります。

入山 (周囲が)「手を貸そう」という気持ちになる方が一番リーダーに向いているのかも知れませんね。


 次回は、本日、7月25日(土)18時から「生物に学ぶイノベーション」というテーマで放送。
 番組のエンディング付近でBOOKウォッチ編集部からもおすすすめ書籍をご紹介しますので、詳しい内容が気になる方は、文化放送「浜松町Innovation Culture Cafe」のエアチェックを!

※参考リンク 「浜松町Innovation Culture Cafe」




 

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