読むべき本、見逃していない?

持田香織さん、小沢一敬さんらと「詩と音楽で心に絵を描く」 大宮エリーさんの新しい挑戦

 大宮エリーさんの近著『虹のくじら』(美術出版社)は、詩と絵からなる作品集で、声に出して読むことを前提にしている。詩は同じフレーズを繰り返したり、擬音があったりして、自然と楽しい気持ちになれるような工夫がちりばめられている。

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大宮エリーさん(2019年10月31日BOOKウォッチ編集部撮影、以下同)

 大宮さんは、『虹のくじら』に収録された詩を朗読するイベント「大宮エリーの 音楽と朗読とおしゃべりの虹のくじら」を2019年11月13日から12月4日までの期間に4回、草月ホール(東京都港区赤坂)で行う。単なる朗読会ではなく、音楽とトークもある。BOOKウォッチ編集部は大宮さんにイベントの見どころを聞いた。

「このイベントを企画したのは、便利な時代になってきた半面、私たちの想像力の筋力が落ちてきているのでは? と思ったことからでした。これまで、絵や映像の仕事もしてきましたが、今回はあえて絵を見せずに詩の朗読と音楽で構成しています。毎回違うゲストを迎えて、その人なりの解釈で朗読してもらいます」

たった2行でも映画みたいにストーリーが膨らむ

 ゲストは、シンガーソングライターの原田郁子さん(11月13日)、音楽家のコトリンゴさん、スピードワゴンの小沢一敬さん(11月15日)、Every Little Thingの持田香織さん、シンガーソングライターのおおはた雄一さん(12月2日)、UKULELE GYPSY・MONGOL800のキヨサクさん(12月4日)。同じ詩でも人それぞれに解釈が違うため、「まったく違うように聞こえる」のが見どころだと大宮さんは言う。イベントでは大宮さんとの対話を通してゲストがどのように詩を解釈したかをひも解くトークコーナーも設けられている。

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「朗読あり、音楽あり、トークあり。音と言葉で心に絵を描いてもらえるような新しいライブイベントです。朗読に音楽がつくと一つひとつの捉え方が変わり、行間に色がついたりする。たった2行でも映画みたいにストーリーが膨らんだりもします。私たちのおしゃべりを聞きながら、皆さんも自分の解釈との共通点や違いを感じて一緒に参加していただけたら嬉しいです」

 本のタイトルにもなっている「虹色のくじら」という詩は、4回のイベントすべてで朗読される。ストーリーは、虹色のくじらを見つけて捕まえに行くけれど、みんなが虹色を浴びて同じ色になり、結局はくじらを捕まえることを忘れて気持ちよく浮かんでしまうというものだ。

「この詩は、実は人種差別をテーマにした作品なんですが、答えあわせじゃないからいろんな解釈があっていいと思っています。たとえば底ぬけにハッピー! という捉え方でもOK。ロジックで考えるよりは、自分が気持ちいい感覚を大切にしてもらいたい。このイベントの体験を通してみなさんに元気をお届けしたいです」

 イベントは全席指定で、料金は5,000円(税込み)。
BOOKウォッチでは、大宮エリーさんに著書『虹のくじら』についてもインタビューしている。(おわり)

 

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