河出書房新社は2019年7月5日に発売した季刊文芸誌「文藝」2019年秋季号の3刷を12日に決定した。同誌の3刷は、1933年の「文藝」創刊号以来86年ぶり、2度目。
すでに9日に決定した2刷は、問い合わせが殺到し、即日予約のみで完売。その後も注文の勢いは止まらず、3刷が決まった。合わせて定期行動の申し込みも増えているという。
「文藝」は1933年11月に創刊された日本でも最も歴史の古い文芸誌のひとつであり、 戦時中に唯一刊行されていた文芸誌。創刊号はロシアの文豪・ゴーリキーの「世界未発表作」と銘打った書き下ろし作品「肥大漢」を掲載するなどし、5刷を記録した。
今回3刷となる「文藝」2019年秋季号は特集「韓国・フェミニズム・日本」。 ベストセラー『82年生まれ、 キム・ジヨン』の著者チョ・ナムジュや直木賞作家の西加奈子らによる日韓作家10人による短篇競作を中心に、 韓国文学ブームの立役者・斎藤真理子と日本を代表する翻訳家のひとり・鴻巣友季子による対談や、 エッセイ・論考などで構成されている。
2刷分3000部は19日、3刷分3000部は24日に発売予定。
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