新年度が始まってひと月あまり。
五月病のせいなのか、仕事でもプライベートでも、いまいち本調子になれない時期ですよね。
「ゴールデンウィーク明け、仕事に行くのめんどー」
だなんて愚痴をこぼしたり。
こんな時は、自分の周りの「悪い気」に注意してみるといいかもしれません。
「睡眠をとっても疲れが全然とれません!」
「今日は仕事も家事もサボっちゃいたい!」
などなど日常で感じるネガティブな感覚には、体調だけでなく気分も大きく関わっているもの。
それらを上向けるために何ができるのかを見てみましょう。
■家を出るとき、一歩目は、左右どちらの足ですか?
『呪いの解き方』(川井春水・著/アスコム)は、この「悪い気」を「呪い」と称して、その解き方やネガティブな気持ちをポジティブな方向に変える方法を明かしています。
著者の川井春水さんは40年以上にわたって、荘厳契密法(そうごんきんみつほう)という神道と仏教の両方に通じている密教の修行を重ねてきた人物。
この秘法は850年以上の歴史があり、この本で紹介されている「呪いの解き方」も、荘厳契密法を現代版にアレンジしたものです。古来の人々が、不運を遠ざけて、幸運を引き寄せるために、日常生活の中に取り入れていた作法なんですね。
たとえば、出勤時に家を出るときは右足から出るのが正解で、会社に入るときは左足から入るのが正解なのだそう。
これは体の左右でエネルギーの流れが違うことから来ている作法です。右側には自分の意思をはっきりさせる流れがあり、左側には自分の意志を伝え残す流れがあるのだとか。
こんなちょっとした心がけだけで毎日スッキリ元気に過ごせるなら、ルーティンとして取り入れてみてもいいかもしれません。
■メルカリで買った中古品、そのまま使ってませんか?
また本書では、中古品の「呪いの解き方」も紹介されています。
最近は「メルカリ」や「ヤフオク!」などで中古品を購入する方も多いと思いますが、物にも「呪い」がこもっているため、購入後は物の「呪いを解く」必要があるそう。
その方法は、
【1】線香の煙を、中古品の左から右、下から上の順番で通過させる
【2】呪いがある場所は煙が輪のようになる(清められた場所は煙が直線になる)。
【3】何度か【1】を繰り返して、煙が輪になる場所がなくなったら、お清め完了。
というもの。
この方法は、自分の物を中古として売るときも、買った相手のことを考えてやっておくべきだそう。
いかがでしたか?
「気」や「呪い」と聞くと、なんとなく自分とは違う世界の話と感じますが、「呪いを解く方法」を「気持ちや気分を安定させるためのルーティン」と言い換えると、親しみやすく感じられるかもしれません。
そして不思議なことに、こういったルーティン作法を繰り返していると、「仕事に行くのイヤだなぁ」という気持ちが薄れてきた気がするんです。決まった作法があると、考えなくてもいいことをグジグジ考えなくなるものなのかもしれません。
気分が沈んだまま仕事をしたり、遊んだりしても、いい結果は出ません。気分よく毎日を過ごすために、本書で明かされている作法は役立ってくれるはずです。
(新刊JP編集部)
関連記事
・
コミュニケーションが苦手だからこそ 信頼を得る「傾聴力」の身に付け方
・
コミュニケーションより「没頭」 自分のやりたいことができる人になる条件とは?
・
モンスター新入社員が劇的に変わる メモを使った新人教育法とは
・
企業に莫大な利益をもたらす存在が備える「3つの特性」とは?