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94歳の現役女医が実践してきた「健康に長生きする秘訣」とは?

 94歳(2014年9月30日現在)の今も、まだ現役でお医者さんとして勤務するという、女医・横山通子さん。しかも、老眼鏡は使わず、歯は全部自分の歯というから驚きです。 一体どのようにして、94年間にもわたって、心身共に健康に生きてきたのでしょうか…?

 これほど元気だと、若い頃から何か変わった運動をしたり、独自の食事をしてきたのではないかと思ってしまいますが、横山さんの健康法は誰でもすぐに行動に移せる、簡単なもの。

「海産物をよく食べる」
「規則正しいリズムを刻む」
「整理整頓を心がける」
 は、一見よく聞く普通のことのように思えますが、こういう事こそ本当に大事であり、多くの人がおろそかにしがちとも言えます。

 また、
「イヤなことは忘れる」
「自分に厳しくしすぎない食事を」
「自分へのご褒美を用意する」
「華やかに装って、自分に自信を持つ」
 などは、ユニークなところ。毎日を楽しく、明るく、ストレスをためこまないのも大切なのですね。

 そんな通子さんのこれまでの人生と、心身共に健康に生きる秘訣を18の方法として、1冊にまとめたのが『福岡の94歳現役ばあちゃん先生が教える 幸せを引き寄せる18の方法』(アスコム/刊 ※Kindleのみの販売、他プラットフォームでも順次発売予定)です。

 横山通子さんは、1919(大正8)年、長崎県の五島列島にて、厳格な元軍人の父と、小学校教師で優しい母のもとに生まれます。

 やがて、日本で初めて女医養成機関である東京女子医学専門学校(現・東京女子医科大学)を創設した吉岡彌生(よしおか・やよい)に憧れて、同校を受験し、見事に合格。卒業後は長崎に戻った通子さんでしたが、1945年にこの地を原爆が襲います。たまたまお使いに行っていた横山さんは奇跡的に助かるも、同僚の多くを亡くしたといいます。

 戦後は、夫の実家がある福岡県飯塚にて、内科・小児科の横山医院を開業。いつでも真摯に患者の対応をする姿勢が地元で愛され続けます。真夜中に車で往診に行く時もあれば、貧しい患者さんからお金代わりに野菜をいただくことも、しょっちゅうだったとか…。

 開業して70年近くになる現在も、横山さんは女医さんとして勤務しており、まだまだ現役!親子4代で来る患者もいるほど地元で愛され続け、「ばあちゃん先生」とも呼ばれ親しまれています。

 病院での診療はもちろん、事務処理も自分で行っています。家庭でも、炊事・洗濯なども、すべて自分でしないと気が済まないのだとか。
「自分のことは、できるだけ自分でする」
これも横山さんが大事にする哲学だそうです。

 健康に長生きするために、通子さんの哲学や健康法がふんだんに盛り込まれてくれる本書は一役買ってくれるはずです。
(新刊JP編集部)

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