大勢が集まる同窓会にはもう参加したくない―。ミドル層を中心にそう考える人が増えている。昭和の時代までは、多くの人がこぞって参加していた同窓会だが、平成の30年間で、驚くほど様変わりしている。参加率が下がっているのは「『自分い自身がない』人が増えているからだ」と筆者は考える。
バブル期までは多くの企業が成長し、それに伴い納得できるポストを得られる可能性が高かった。だが、バブル崩壊後の低成長時代は出世できない人が増え、実力主義の導入で後輩が上司になることさえ当たり前になった。
本書は、同窓会に行けないそれぞれの事情を、豊富なデータを使って多角的に考察するが、それだけではない。行きたくもない同窓会にそもそも参加する必要はあるのか、自分と他人を比較することに意味があるのか...。どのように生きるのが幸せかを考えさせられる1冊だ。
産業経済新聞社発行が発行する、首都圏・近畿圏を中心に販売されているタブロイド判夕刊紙。ターゲットは30代~60代を中心とした都市型男性ビジネスマン。 WEB版は「ZAKZAK」(http://www.zakzak.co.jp/)で、紙面と同じ記事だけでなく、WEBオリジナルの記事も人気。 書評は毎日掲載しており、紙面ではこのコラムで掲載されたもの以外も読むことができる。
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