上野戦争で散ったはずの男、元新選組十番組組長、原田左之助が生きていた--――!
そんな斬新な設定を基に、明治の世にひそむ新選組の残党を描いた、渾身(こんしん)の時代小説。
明治11年。東京の片隅にある古物屋、〝詮偽堂〟の主人・松山勝。彼の正体は、元新選組十番組組長・原田左之助だった。松山のもとに集まるのは、幕末の動乱をともに潜りぬけた猛者たち。新聞綿絵の記者で高波梓と名乗る男は、諸士調役兼監察を務めた山崎烝。そして過去に三番組の組長でありながら、いまでは新政府の犬と比喩される警官・藤田五郎、またの名を斎藤一。
斎藤からの情報で、原田と山崎は人買いを生業にしている元長州藩の士族や、窃盗団と対峙(たいじ)する。3人はやがて、新政府を操るある人物に行きつく――。「今の俺たちに誠はあるのか」。新選組の男たちは、変わりゆく時代の中で、波にのみ込まれてしまうのか。それとも、誠の志を貫くのか。
産業経済新聞社発行が発行する、首都圏・近畿圏を中心に販売されているタブロイド判夕刊紙。ターゲットは30代~60代を中心とした都市型男性ビジネスマン。 WEB版は「ZAKZAK」(http://www.zakzak.co.jp/)で、紙面と同じ記事だけでなく、WEBオリジナルの記事も人気。 書評は毎日掲載しており、紙面ではこのコラムで掲載されたもの以外も読むことができる。
記事一覧 公式サイト当サイトご覧の皆様!
おすすめの本を教えてください。
本のリクエスト承ります!
広告掲載をお考えの皆様!
BOOKウォッチで
「ホン」「モノ」「コト」の
PRしてみませんか?