相次ぐ企業の偽装事件、ストレスで心身を病む会社員、続く役人の文書改竄(かいざん)・不適切調査、そして長すぎる老後のへの不安。なぜ、こんな世の中になってしまったのか?本書は社会の「壁」を前に立ちつくし、孤独や苦悩を抱えて生きるすべての人に向けて書かれた。失敗や挫折のない人生なんてありえない。そのときにどうやって立て直すか、そこからどのように人生の大きな意味に出合っていくのか?偉大なる仏教思想家や志ある宗教家たちの言葉にも光を当てながら、文化人類学者であり東工大で教育改革にも取り組む上田紀行さんが渾身のメッセージを紡いだ。
それにしても、上田さんがフィールドワークで発見したスリランカの「悪魔祓い」のくだりが面白い。笑いと陽気さが充満する現場の空気が伝わってきて、悩みがどこかに飛んでいくかのような「癒やし」が得られる。
熱い提言に満ちた「立て直す力」、必読だ。
産業経済新聞社発行が発行する、首都圏・近畿圏を中心に販売されているタブロイド判夕刊紙。ターゲットは30代~60代を中心とした都市型男性ビジネスマン。 WEB版は「ZAKZAK」(http://www.zakzak.co.jp/)で、紙面と同じ記事だけでなく、WEBオリジナルの記事も人気。 書評は毎日掲載しており、紙面ではこのコラムで掲載されたもの以外も読むことができる。
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