海外にある日本企業に急ぎの荷物を届ける「運び屋」が職業という著者が、女一人で南米やアジアを巡った危険いっぱいの旅行記。
語学留学で訪れたスペインでは、国民性が適当―。いい加減な内装のおかげで調理中に感電し、肋骨(ろっこつ)が心臓に当たる体験をする。街中ではスリに衣服を切られ、強盗に羽交い絞めされて意識を失う。
そんなスペインから同じスペイン語圏の南米に渡る。ペルーでは見慣れぬ果物を出されて食中毒になり、衰弱死しそうになる。
現在は政権不安で観光客が入りづらいベネズエラで長期滞在し、世界有数の美しい滝が見もののエンジェルフォールなど、意外に多い観光名所の裏事情をつまびらかにする。ここでも汚職まみれの軍人にカネをせびられ、ひどい目に遭う。
絶望の海外体験だが、それを読む分には面白い。
産業経済新聞社発行が発行する、首都圏・近畿圏を中心に販売されているタブロイド判夕刊紙。ターゲットは30代~60代を中心とした都市型男性ビジネスマン。 WEB版は「ZAKZAK」(http://www.zakzak.co.jp/)で、紙面と同じ記事だけでなく、WEBオリジナルの記事も人気。 書評は毎日掲載しており、紙面ではこのコラムで掲載されたもの以外も読むことができる。
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