有志のプロジェクト「消費増税反対bot」が、ツイッターで無料公開した漫画「私立Z学園の憂鬱」が単行本化されたのが本書。
主人公の女子高生、高橋あさみが、消費税について学びながら、政治家や官僚、財界の大物、新聞社社長、経済学者、IMF(国際通貨基金)の職員などと対峙(たいじ)するストーリー。あさみによる論破シーンが見せ場だが、最後は全員と理解し合う。全8話構成だ。
最終話では、あさみが消費税増税に反対するきっかけをつくった大事件が明かされる。宿敵との対決シーンはド迫力だ。
かつて内閣官房参与を務めた藤井聡・京大教授による解説や、消費税の基礎知識も読み応え抜群だ。
今年10月に消費税増税が差し迫るなか、年代や思想にかかわらず、税の重要性を学びたい読者には必読の書といえそうだ。
産業経済新聞社発行が発行する、首都圏・近畿圏を中心に販売されているタブロイド判夕刊紙。ターゲットは30代~60代を中心とした都市型男性ビジネスマン。 WEB版は「ZAKZAK」(http://www.zakzak.co.jp/)で、紙面と同じ記事だけでなく、WEBオリジナルの記事も人気。 書評は毎日掲載しており、紙面ではこのコラムで掲載されたもの以外も読むことができる。
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