「超低山」とは、本書によると標高おおむね100メートル以下、かつ高低差が50メートル以下の山のこと。東京の都市部には平均標高差10メートル、わずか2、3分で登れて、確かな魅力と味わいのある超低山がたくさんあるという。
たとえば、新宿区の戸山公園にある箱根山(標高44.6メートル)はかつて大名庭園にあった築山、渋谷区にある千駄ヶ谷富士(高さ約6メートル)は富士山を模した富士塚、港区にある愛宕山(標高26メートル)は自然の山。そのほか、23の超低山のなりたちや自然について、色彩鮮やかなイラストをまじえながら丁寧に描かれている。
加えて、山をつなぐ5つの縦走コース、巻末には東京の超低山百名山リストなど、盛りだくさんの内容。著者は山のイラストレーターとしてアウトドア雑誌で活躍している中村みつを氏。春の暖かい日に、この本を片手に、都会の小さな山歩きを楽しんでみてはどうだろうか。
産業経済新聞社発行が発行する、首都圏・近畿圏を中心に販売されているタブロイド判夕刊紙。ターゲットは30代~60代を中心とした都市型男性ビジネスマン。 WEB版は「ZAKZAK」(http://www.zakzak.co.jp/)で、紙面と同じ記事だけでなく、WEBオリジナルの記事も人気。 書評は毎日掲載しており、紙面ではこのコラムで掲載されたもの以外も読むことができる。
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