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「東京まちなか超低山」中村みつを著

  • 書名 東京まちなか超低山
  • 監修・編集・著者名中村みつを
  • 出版社名ぺりかん社
  • 出版年月日2018年3月12日
  • 定価1800円+税
  • 判型・ページ数126ページ
  • ISBN9784831514882

「超低山」とは、本書によると標高おおむね100メートル以下、かつ高低差が50メートル以下の山のこと。東京の都市部には平均標高差10メートル、わずか2、3分で登れて、確かな魅力と味わいのある超低山がたくさんあるという。

たとえば、新宿区の戸山公園にある箱根山(標高44.6メートル)はかつて大名庭園にあった築山、渋谷区にある千駄ヶ谷富士(高さ約6メートル)は富士山を模した富士塚、港区にある愛宕山(標高26メートル)は自然の山。そのほか、23の超低山のなりたちや自然について、色彩鮮やかなイラストをまじえながら丁寧に描かれている。

加えて、山をつなぐ5つの縦走コース、巻末には東京の超低山百名山リストなど、盛りだくさんの内容。著者は山のイラストレーターとしてアウトドア雑誌で活躍している中村みつを氏。春の暖かい日に、この本を片手に、都会の小さな山歩きを楽しんでみてはどうだろうか。

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