「膵臓(すいぞう)のほうに何かあるって」。エネルギッシュで毒舌でコワモテ美人の母が、余命1年の膵臓がんだと知らされた著者。釧路で一人暮らしをしていた母は、大阪で看護師をしている姉の元へ身を寄せることに。病院通いと治療が始まり、抗がん剤の副作用や痛みに気分が浮き沈みし、母のイライラは最高潮、心はガチガチに閉じてしまう。
実家の処分、お墓や遺影のこと、家族総出の最後の旅行、そして、緩和ケア病棟へ。病院に泊まり込みで看護するが、誰もが経験する大切な人との別れは、想像と違うことばかりで...。決して仲のいい母娘じゃなかったかもしれないけれど、でも、だからこそ、今お母さんに伝えたいことがある――。
近しい人を失うことをただの「美談」で終わらせず、きれいごとではない感情もリアルに描いたコミックエッセイ。思わず「お母さん」ってつぶやきたくなる。
産業経済新聞社発行が発行する、首都圏・近畿圏を中心に販売されているタブロイド判夕刊紙。ターゲットは30代~60代を中心とした都市型男性ビジネスマン。 WEB版は「ZAKZAK」(http://www.zakzak.co.jp/)で、紙面と同じ記事だけでなく、WEBオリジナルの記事も人気。 書評は毎日掲載しており、紙面ではこのコラムで掲載されたもの以外も読むことができる。
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