本紙の連載コラムでもおなじみの、元財務官僚・高橋洋一氏が、森友学園問題および加計学園問題劇場の舞台裏を"タブー"一切なしで暴く。安倍政権の支持率急落の一因になっているともいわれる両問題だが、高橋氏いわく、じつは「忖度(そんたく)」や「総理の意向」という言葉の裏には、官僚が必死に隠そうとする「ある真実」が存在するという。
さらに高橋氏は、両問題は「官僚大国・日本」の弊害を垣間(かいま)見せた出来事だと述べており、官僚による、政治家とマスコミへの「情報操作」の実態にも言及している。世間では、日本の政治はかつての官僚主導から政治主導に移行したと思われているが、本書を読むと、官僚が国政にまだまだ大きな影響を及ぼしていることがわかる。
テレビや新聞の報道を見ているものの、両問題の真相がいまいちわからず、モヤモヤするという方に一読することをぜひおすすすめしたい。
産業経済新聞社発行が発行する、首都圏・近畿圏を中心に販売されているタブロイド判夕刊紙。ターゲットは30代~60代を中心とした都市型男性ビジネスマン。 WEB版は「ZAKZAK」(http://www.zakzak.co.jp/)で、紙面と同じ記事だけでなく、WEBオリジナルの記事も人気。 書評は毎日掲載しており、紙面ではこのコラムで掲載されたもの以外も読むことができる。
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