女優・鶴田真由の旅エッセー。彼女はもともと「古事記」にひかれ、その物語をひもときながら、日本の神々をたどる旅をしていた。その旅を続けるうちに、ときどき「エルサレム」という言葉を聞くように。そして著名な研究者や専門家との関係もできて、小さな島国である日本と、大陸の西にあるエルサレムが、ネットも飛行機もない"古代"の頃に、不思議な「符号」を持つことを知る。
さすが、旅好きな彼女。フットワーク軽く、だったらこの目で見てきます! というわけだ。伊勢、諏訪、剣山、沖縄などを巡る旅の途中で不思議な偶然や出会いが重なり、思わず「神様の存在」を感じてしまう前半。そこから後半でエルサレムに向かうに従い、彼女の前向きな明るさが展開されている。
古事記と聖書を通して「神々の暗号」を解いていく、まさに古代史ミステリーツアー。個性的な旅エッセーとして、楽しく読める1冊だ。
産業経済新聞社発行が発行する、首都圏・近畿圏を中心に販売されているタブロイド判夕刊紙。ターゲットは30代~60代を中心とした都市型男性ビジネスマン。 WEB版は「ZAKZAK」(http://www.zakzak.co.jp/)で、紙面と同じ記事だけでなく、WEBオリジナルの記事も人気。 書評は毎日掲載しており、紙面ではこのコラムで掲載されたもの以外も読むことができる。
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