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「1984年の歌謡曲」スージー鈴木著

  1984年の歌謡曲は、なぜ名曲ぞろいなのか? 安全地帯「ワインレッドの心」、大沢誉志幸「そして僕は途方に暮れる」、杉山清貴&オメガトライブ「君のハートはマリンブルー」、高橋真梨子「桃色吐息」、チェッカーズ「ジュリアに傷心」、中森明菜「飾りじゃないのよ涙は」、薬師丸ひろ子「Woman”Wの悲劇”より」等々。
 70年代の「歌謡曲とニューミュージックの対立」は「歌謡曲とニューミュージックの融合」に置き換えられ、同時に「シティ・ポップ」=「東京人による、東京を舞台とした、東京人のための音楽」が1984年に生まれた。それは都会的で大人っぽく、カラカラに乾いたキャッチコピー的歌詞と、複雑なアレンジとコードを駆使した音楽であり、逆に言えば、「田舎」と「ヤンキー」を仮想敵とした音楽でもあった。
 日本の大衆音楽が最も洗練された奇跡の1年を論じた1冊。 

書名:1984年の歌謡曲著者:スージー鈴木発行:イースト・プレス定価:907円+税

夕刊フジ

産業経済新聞社発行が発行する、首都圏・近畿圏を中心に販売されているタブロイド判夕刊紙。ターゲットは30代~60代を中心とした都市型男性ビジネスマン。 WEB版は「ZAKZAK」(http://www.zakzak.co.jp/)で、紙面と同じ記事だけでなく、WEBオリジナルの記事も人気。 書評は毎日掲載しており、紙面ではこのコラムで掲載されたもの以外も読むことができる。

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