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「孤狼の血」柚月裕子著

  「このミステリーがすごい!」大賞作家が放つのは、常識外れのマル暴刑事と新人刑事が仁義なき極道世界に挑む、圧巻の悪徳警察小説だ。
 舞台は昭和63(1988)年の広島。所轄署の捜査2課に配属された新米刑事の日岡秀一は、ヤクザとの癒着を噂される刑事・大上のもとで、暴力団系列の金融会社社員が失踪した事件の捜査を担当することになった。飢えた狼のごとく強引に違法行為を繰り返す大上のやり方に戸惑いながらも、日岡は仁義なき極道の男たちに挑んでいく。
 最後には思いもよらない結末が待ち受ける。
 直木賞作家の黒川博行氏が「いやぁ、おもしろい。正統派ハードボイルドに圧倒された」と推薦。書評家の茶木則雄氏が「日本ミステリー史に残る、今世紀最高の悪徳警官小説だ」とまで評する。
 今年度のミステリー界に殴り込みをかける傑作長編だ。

書名:孤狼の血
著者:柚月裕子
発行:KADOKAWA
定価:1700円+税

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