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「それでもテレビは死なない」 奥村健太著

  テレビ制作会社に勤務する敏腕ディレクターが、報道の現場やドキュメンタリー番組の内幕を明かす。ちまたの流行やうまい飲食店の紹介など、バラエティー番組の要素が強くなってきた夕方のニュース番組。かつては考えられない構成が、今の番組ではスタンダードとなっている。
 背景には、携帯電話やパソコンの普及で多メディア化が進み、視聴者がテレビに求める対象が、大きく変化してきたことがあるらしい。視聴率の下落が続き、番組制作の予算が削減される中、テレビマンたちが視聴者を引きつけるため四苦八苦する姿も描かれている。番組制作に必要な具体的な予算の一覧表もあり、「大丈夫?」と思ってしまうほどの大胆な内容。
 過酷な震災報道の現場を通じて、テレビの必要性を説いている。

書名:それでもテレビは死なない
著者:奥村健太
発行:技術評論社
定価:1659円

夕刊フジ

産業経済新聞社発行が発行する、首都圏・近畿圏を中心に販売されているタブロイド判夕刊紙。ターゲットは30代~60代を中心とした都市型男性ビジネスマン。 WEB版は「ZAKZAK」(http://www.zakzak.co.jp/)で、紙面と同じ記事だけでなく、WEBオリジナルの記事も人気。 書評は毎日掲載しており、紙面ではこのコラムで掲載されたもの以外も読むことができる。

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