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「脱・中国論 日本人が中国とうまく付き合うための56のテーゼ」加藤嘉一著

 中国の存在感が日本でも日々増している。我々は中国で作られた商品を買い、中国人観光客にモノを売る一方、会社が買収されて上司が中国人になる可能性もある。
 GDPで日本を抜き、世界2位になった大国は自信を深めている。高校卒業後、そんな中国に渡り北京大学で学んだ著者は、多くの日本人はイマドキの中国の姿を知らないと指摘する。書名の『脱・中国論』とは、従来のステレオタイプな見方を捨てよという意味。いまだ一党独裁ではあるが、数億人が中国版ツイッターで意見を述べ、民主化の兆しすら見える。
 日本の震災復興を「尊敬」し、若者は日系企業で働きたがる。うまく付き合えば、経済が上向くための原動力になるのだという。


書名:脱・中国論
著者:加藤嘉一
出版社:日刊BP社
定価:1575円

夕刊フジ

産業経済新聞社発行が発行する、首都圏・近畿圏を中心に販売されているタブロイド判夕刊紙。ターゲットは30代~60代を中心とした都市型男性ビジネスマン。 WEB版は「ZAKZAK」(http://www.zakzak.co.jp/)で、紙面と同じ記事だけでなく、WEBオリジナルの記事も人気。 書評は毎日掲載しており、紙面ではこのコラムで掲載されたもの以外も読むことができる。

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