著者の熊倉正子は、1987年日本初のラグジュアリーブランド専門PR会社「KIC」を立ち上げ、「ドリス ヴァン ノッテン」「マルニ」「クリスチャン ルブタン」など多数のブランドを日本に紹介した。2000年にフランス『VOGUE』ディレクター、その後グッチグループのディレクターに就任した。「ブシュロン」では世界各国での創立150周年イベント、「アレキサンダー マックイーン」社に在籍していた時には、英国キャサリン妃のウェディングドレス制作と契約業務を一任される。2017年アイウェアブランド「mEeyye」を設立し、世界初のファッションプログレスリーディンググラスのコレクションを発表した。現在はカリフォルニアを拠点に、東京、パリ、上海など世界中を移動する生活を送っている。
本書『無駄のないクローゼットの作り方~暮らしも生き方も軽やかに~』( 講談社、2017年)は、「時間とお金をかけるのに、おしゃれで損する日本女性」「熊倉流 無駄のない合理的ワードローブの作り方」「その勘違いがイタイおばさんと素敵なマダムの分かれ道」「50代からは暮らしも生き方ももっと軽やかに心地よく」の4章で構成されている。
本書のタイトルを見て、ミニマリストのクローゼット整理術の本かと思ったら、全くの別物だった。欧米ファッション界で一目置かれる著者による、大人の女性の装い方、生き方の極意が詰まっている。
「顔だけきれいにする日本人、首から下を磨くフランス人」「黒のパンツが似合う人はほとんどいない」「いつも同じような服なのを怖がらない」等々、一瞬「え?」と意外に思いつつ、すぐさま取り入れて自分磨きを始めたくなる。
「50代はその顔や体にその人の"努力"や"生き方"が表れる世代」「あなたが心地よいと思える自分基準を持ちましょう」など、50代に限らずどの世代の女性でも、今よりもっと素敵な自分になるための言葉が得られるはずだ。
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