『妖草師』で「この時代小説がすごい!2016年版」の文庫書き下ろし部門の第1位を獲得した武内涼が、魅力的なキャラクター「野風」をつくり上げた。野風は腕利きの刺客として上杉謙信を殺す旅に出る。これに対するのが用心棒集団「多聞衆」。
冒頭の人物紹介がビジュアル付きでイメージがわく。読み進むうちに脳内でアニメーションが見えるようで、これは新機軸。アクションシーンの連続だ。
評者の末国善己氏(文芸評論家)は「貧困に苦しんだりしている若者がテロリストになる現代の状況と重なる」として、本書に現代性も見出している。
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