日記を書く理由は、人それぞれでしょう。毎日のちょっとしたできごとを記録したい、その日その日の喜怒哀楽の気持ちを書き留めたい、1日を振り返りたい、反省したいなどなど。海外では、毎日、ダイアリーをつける習慣が定着しているようです。最近は、日本でも日記をつける人が増えてきているようです。
ただ、なかなか始められない人が多いのも事実。これから日記を書こうとしている人で、もっとも多い悩みが、どうやって書いたらいいのかわからない、ということ。そして、そんな難しく考えてしまうために、日記をつけ始めても、長続きしないようです。
ここで紹介する「3行日記」はとてもシンプルです。書くことはたった3つ。3行だけです。「① 今日いちばん失敗したこと」「②今日いちばん感動したこと」③ 明日の目標」これを、①→②→③の順番で書くだけです。
ルールも簡単で、寝る前にひとりになって机に向かう。内容は仕事でもプライベートでもなんでもOKです。字数の制限はありませんが、できるだけ簡潔に短く。そして必ず手書きで、ゆっくり、丁寧に書く、それだけです。
この「3行日記」のスゴいところは、「健康」によいということです。この「3行日記」をつける、たったそれだけのことで、自律神経がコントロールでき、糖尿病、高血圧、便秘、肌アレ、アレルギー、便秘、がんなど、あらゆる病気を予防できるのです。
実は、この「3行日記」は健康実用書のベストセラー著者・小林弘幸教授が、長年、実践してきた健康法です。あらゆる病気の原因は、自律神経のバランスの乱れにあるのです。そして、自律神経をコントロールする実践法がこの「3行日記」なのです。
この「3行日記」は、もっとも手軽な健康法です。数日間で効果が出始めますので、ぜひとも試してみてください。
小林弘幸(こばやし・ひろゆき)順天堂大学医学部教授。日本体育協会公認スポーツドクター。1960年、埼玉県生まれ。87年、順天堂大学医学部卒業。92年、同大学大学院医学研究科修了。ロンドン大学付属英国王立小児病院外科、トリニティ大学付属医学研究センター、アイルランド国立小児病院外科での勤務を経て、順天堂大学小児外科講師・助教授を歴任する。自律神経研究の第一人者として、プロスポーツ選手、アーティスト、文化人へのコンディショニング、パフォーマンス向上指導にかかわる。
書名:「3行日記」を書くと、なぜ健康になれるのか?
著者:小林 弘幸
発売日:2014年5月24日定価:1,296円(税込)