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7割が失敗するというシステム開発プロジェクトトラブルの予防策と対処法を学ぶ

 IT訴訟専門弁護士「塔子」の元には、ベンダとユーザの双方から、日々、さまざまなトラブル相談が舞い込んでくる……。

 誰もが認める美貌の持ち主でありながら、曖昧なことが大キライでクライアントに対しても「バカ!」「アホ!」と怒鳴りつけるマサカリのような性格の塔子は、トラブルの本質をズバッと見抜いて言い当て、最適なソリューションを導き出していきます。
  『なぜ、システム開発は必ずモメるのか?──49のトラブルから学ぶプロジェクト管理術』は、塔子を主人公とするストーリー形式で、ベンダとユーザ間で起こるシステム開発プロジェクトにおける“リアル”なトラブルと、その事前対策と対処法が学べる1冊です。

 塔子の大学時代の後輩・彩音(あやね)は、小さなソフトウェア開発会社でプログラマ兼システムエンジニア兼お客様接待係として昼に夜に大活躍する、合コン・カラオケ大好き女子。
 性格はよいが、お坊ちゃん育ちで人を簡単に信じてしまう脇の甘さがある、自称、塔子の元カレの章介は、日本有数の大手スーパー「越後屋」の跡取りとして、オンラインショップシステムの立ち上げという重大な仕事を任されるものの、塔子に助けられっぱなし……。
 など、ユニークな登場人物によって展開されるストーリーは、一般のシステム開発関連の書籍にはない魅力の一つです。

●すぐに使えるチェックリストや資料を多数掲載!

ベンダ「完成させたんですから費用を払ってください」
ユーザ「こんなヒドい出来のシステムに金なんか払えない!」
ユーザ「こんなシステムじゃ業務に使えない!」
ベンダ「言われた通りに作ったはずです」

このようなやりとりが交わされた経験はないでしょうか? 

 システム開発プロジェクト上で起こるトラブルは、発注するユーザ側と、開発するベンダ側のほんのちょっとした「知識・認識のズレ」が原因であるケースが多くあります。最悪の場合には、5年以上にわたる裁判沙汰になったり、双方が数千万円にも及ぶ損失を被ることもあると言います。
 著者は、東京地方裁判所でIT案件専門の調停委員として、数々のIT訴訟に関わってきました。その経歴を活かすとともに、プロジェクトマネジメントの指標であるCMMI、PMBOK、ITILなどの内容を参考に本書を構成しました。トラブルなく、プロジェクトを成功に導くための真に実用的な内容を網羅しているのです。
 

次のような、すぐに使えるチェックリストや参考資料も豊富に掲載しています。

 ★各行程をミスなくこなすチェックリスト
 ★ソフトウェア契約書の記載項目例
 ★トレーサビリティマトリクスの例
 ★非機能要件のカテゴリ一覧
 ★WBSとアーンドバリュー・マネジメント

 ベンダ側とユーザ側の双方にとって必須の知識がスッキリと理解できる1冊です。ぜひ、お手にとってご覧ください。

書名:『なぜ、システム開発は必ずモメるのか? 49のトラブルから学ぶプロジェクト管理術』
著者:細川義洋(ほそかわ・よしひろ)
定価:2,100円

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