もうすぐ5歳になるうさぎくん。
「ぼく、もう なくのは やめる。そんなの あかちゃんの することだから」
そして、お誕生会にも、もう泣かない友達だけを呼ぶことにしました。
ところが「それなら、わたしは いかれないわ」「ぼく、なくんだけど・・・・・・」
誰もお誕生会に来てくれそうにありません。
挙句の果にママまで泣いちゃうというから、うさぎくんは困ってしましました。
ママと一緒に「泣く」という気持ちや理由を考え、思いやりあふれる親子の会話。
やさしさいっぱいの1冊です。
まさに5歳の我が子に読むと「もうなかない」と「まだなく」の両方の気持ちがわかるようで、
うなずいたり、一緒に考えたり(笑)。最後のページも「探す」のが楽しかったようでした。
更に絵本セラピストとして「大人読み」すると・・・・・・
あなたは「私の価値観はこうだから あなたもこうしないと」と思っている事柄はありませんか?
「約束の5分前に到着するべき。定刻に来るなんてありえない」
「私は極力怒らないようにしているのに、君はこんなことで怒るのか」
「俺のやり方を理解できる人だけ集まってついてこい」
自分に題を課すと他人にも課してしまいがち。
でも、そうすると誰も「お誕生会に来てくれなくなる」かも知れませんよ。
動画でも紹介しています!
http://youtu.be/Q7Vqm6Rq1x0【局アナnet】 貞岡美樹 (フリーアナウンサー 絵本セラピスト 産業カウンセラー)
http://www.kyokuana.net/profile.html?id=92ケイト・クライス 文
M・サラ・クライス 絵
福本友美子 訳
徳間書店