「孤独」というと、マイナスのイメージを思い浮かべませんか。たとえば、「ひとりぼっち」「孤立」「おひとり様」、そして「孤独死」など。その「孤独」を前向きに、プラスに考えたのが本書です。一流の男は「孤独」を愛し、二流の男は「群れ」を愛す――。「人付き合いのいい人」をやめれば、自分を変えることができる――。こう説く著者が、いくつになっても魅力ある「一流の男」の生き方を明らかにします。たとえば、どういうことでしょうか。ここで、本書の中身をいくつか選んで簡単に紹介しましょう。 ●一流の男は「孤独」を恐れないいまの人は、仲間外れになる事を恐れすぎてはいないか。何かを成し遂げるとき仲間といることがかえって邪魔になることもある。一流の男は仲間外れを恐れない。 ●バーにひとりで行けない男は大成しない夜のひとり行動を始めるには、ホテルのバーがおすすめ。その空間で自然に振る舞えるようになる事も、一流の男をつくる大切なレッスン。 ●幸せを追求する人は、まず孤独である最高のものを求める人は、つねにわが道を行く。幸福になろうとする人は、まず孤独であれ。 ●男の孤独力と女の孤独力熟年夫婦は「ひとり遊び」のクセをつけなさい。夫婦がいつも一緒にいない事が長続きの秘訣。 ●孤独死、いいじゃないか孤独死を不幸と決めつけるのは間違っている。そもそも『孤独じゃない死』なんてあるんだろうか? 「孤独」と向き合うことで人は成長する絶大の人気を誇るベストセラー作家が、人生の流儀を語る、珠玉のエッセイです。この本を読んで「一流の男」の生き方を学んでみてはいかがでしょうか。 【著者プロフィール】川北義則(かわきた・よしのり)1935年大阪生まれ。58年、慶応義塾大学経済学部卒業後、東京スポーツ新聞社に入社。文化部長、出版部長を歴任後、77年日本クリエート社を設立。現在、出版プロデューサーとして活躍するとともに生活経済評論家として新聞、雑誌などに執筆、講演活動を行っている。100冊を超える著書のなかで、20代の若者からシニア世代に向けて「人生を豊かに愉しく生きる」ことに主眼を置いたエッセイを数多く執筆。豊富な人生経験に裏打ちされた文章と人生哲学は、多くの人々の心をとらえ続けている。著書に、『一流の人の話し方』『ずぶとい生き方』『大人の「男と女」のつきあい方』『男の生き方』『「20代」でやっておきたいこと』『大人の流儀』『男の品格』など多数。
書名:「孤独」が一流の男をつくる 著者:川北 義則 発売日:2013年2月23日定価:1050円(税込)