2月1日に発売された「日の丸家電の命運」が話題を呼んでいる。2013年3月期決算で2年連続で7500億以上の赤字を計上するパナソニック、過去最大の赤字を更新するシャープ、最終損益は黒字を見込むものの、本業である電機部門は大幅な赤字となっているソニー。各社ともかつては世界を席巻した日本を代表する家電メーカーだ。
それがいつの間にか、新興国企業にキャッチアップされ、青色吐息の状態だ。なぜ、こんな状態になってしまったのか。各社共に共通点があった。それは経営判断のミスだ。経営学者でもある、信州大学経済学部の真壁昭夫教授 がミスの本質を指摘し、再生のための道標を示す。「経営力」「イノベーション」「マーケティング」・・・これら3つのキーワードがそのヒントとなるはずだ。