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日本語の不思議に迫る!「青い」「白い」はいいのに、 「緑い」「紫い」はなぜダメなのか?

 日常会話でよく使う日本語なのに、実は日本人がよくわかっていない言葉、「けっこう」あるんです。

たとえば、いま出てきた「けっこう」。
「けっこうな品物ですね」と言えば、「素晴らしい」という意味になるのに、「もうけっこうです」といったら、「NO」の意味になる。
なんでそうなるのか、正しく説明できますか?

よく使うけど、考えてみたら不思議な日本語は、ほかにもいろいろあります。

●「貴社」「御社」はていねいな言葉なのに、
「貴様(キサマ)」「御前(オマエ)」はなんで乱暴な言葉になるのか?

●本来は「いい意味」で使っていたはずの「いい加減」という言葉は、なんで悪い意味になってしまったのか?

●「青い」「黒い」「白い」はOKなのに、「緑い」「紫い」はなぜダメなのか?

●悪いことをしてないのに、なぜ日本人はすぐ「すみません」と言うのか?
失礼なことをしていないのに、なぜ「失礼します」というのか?

どうですか、これら疑問に答えられますか?
実はこれらの疑問は、日本に住んでいる外国人が、日本語に対してよく不思議に思うことなんだそうです。

そんな、日本人はあまり気づいていないけど、外国人から見たら「なんでなんだろう?」と不思議に思う日本語を集めた本が出版されました。
「日本人が気づいていない ちょっとヘンな日本語」(アスコム刊)

著者は30年以上日本に住んでいるアメリカ人英語教師のデイビッド・セインさん。
外国人が思う疑問に答えてくれるのは、外国人に長年日本語を教え続けている日本語語教師の長尾昭子さんです。

日常、日本人がよく使ってる言葉なのに、実はその本当の意味をわかっていなかったり、間違えて使っていたり……。

日本人なら常識として知っておきたいことがぎっしり詰まった、おもしろい1冊です。

書名:日本人が気づいていない ちょっとヘンな日本語
著者: デイビッド・セイン、長尾昭子
発売日:2012年12月13日
定価:1050円(税込)

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