あなたの英語は大丈夫ですか? ネイティブと英語で話している時、なんとなく会話がかみ合わず、戸惑ってしまったことはありませんか?これは、あなたが英単語の意味を間違えて使ってしまっているからこそ起こる事態。実は、日本の学校で教わる英単語の意味と、ネイティブが使う意味とでは、ちょっとしたズレがあるんです。そして、これこそが、日本人を英語下手にしてしまっている原因の一つ。 ■fineもgoodもホメ言葉ではない?fineは実は 「そこそこ」「問題ない」程度にいいということ。ホメ言葉ではありません。goodも「ま、悪くないかな」「平均点」といったニュアンス。共に「良い」という意味で日本人は覚えているのですが、実際のところ、ネイティブはそういった意味では使っていません。ほめるなら、greatやexcellentを使いましょう。 ■デカイ!はbigでlargeとbig。ともに、「多い」という意味なのですが、largeは、客観的に見たときの大きさや数や量の多さを表します。一方、bigは物の大きさの他に、量が多いことも意味する単語で、ずっしりした重量感をイメージさせます。「大盛り」、「たっぷり」といった驚きの感情を込めて「デカイ!」と言いたい時は、bigを使いましょう。 ■結果を出したらlearn、出してないならstudy学ぶという意味で覚えるlearnとstudy。実は、この二つにも違いがあります。learnは、勉強によって知識や技能を身につけるという意味。一方、努力して何かを勉強する、研究するのがstudy。つまり、学ぶプロセスに焦点を当てたのがstudyで、学んだ結果に焦点を当てたのがlearnです。まだ身につけていないのに、learnを使ってしまったら、口先ばかりで使えないヤツと思われてしまうので注意です。 11月末に発売された、デイビッド・セイン先生の「mini版 学校では教えてくれなかった ネイティブにちゃんと伝わる英単語帳」なら、こういった、日本人が苦手な英単語の微妙なニュアンスが、イラストやグラフでよくわかります。絵本を見る感覚で、楽しく、英単語がどんどん覚えられるので、暇つぶしにもお勧めの一冊です。
書名:mini版 学校では教えてくれなかったネイティブにちゃんと伝わる英単語帳
著者:デイビッド・セイン
発売日:2012年11月23日
定価:680円(税込)