2023年8月8日、『白銀ギムナジウム』『アリスの楽園』などで知られる漫画家・ひるのつき子さんの新著『133cmの景色』（新潮社）第1巻が発売された。
著者のTwitterに掲載された読切版が3500万PVと11万の「いいね」を記録し、5月から「月刊コミックバンチ」で連載が開始。新潮社初の女性向け漫画レーベル「バンチコミックス コラル」の創刊ラインナップとして単行本が刊行された。
主人公は、吉乃華（よしの・はな）25歳。幼い頃に患った病気の影響で、小学生の頃のまま成長が止まってしまって、身長133cm。年齢と外見が乖離していることで「見た目がもたらす生きづらさ」に直面してゆき――。恋も仕事も趣味も......日常的に降りかかる「見た目」で決めつけられる偏見や押しつけに立ち向かう内容となっている。
連載時から「無意識で貼ってしまっていたレッテルに気付いた」「主人公が抱えている悩みは多くの人に刺さる」「みんな何かと戦っている」「勇気づけられる」と反響の声が多く寄せられた。読むと前向きな気持ちになれる1冊だ。
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