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2000万円以上損する!?50~60代のための「知らないと困る」お金の話。

定年前後のお金の正解 改訂版

   お金をもらうための制度は誰が教えてくれるわけでもなく、自分で調べないと損をしてしまうことが多い。特に退職が近づいてくる年齢になると、退職金や年金、失業保険などのもらいかたをしっかりと調べておく方が良い。

   とはいえ、何をどうすれば一番おトクな選択になるのだろうか。老後に備えてお金をためておきたい時期だし、損せずに受け取りたい。

   2023年8月2日『定年前後のお金の正解 改訂版』(ダイヤモンド社)が発売された。

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   本書では50~60代の定年前後世代に向けて、選択を誤ると大きく損をするポイントを紹介する。「最もおトクな選択」を選びやすい手引書だ。

   タイトルに「改訂版」とあるが、2020年の発売以来読者から多くの反響を集めた『定年前後のお金の正解』を、2022年の年金改正や2024年からの税制改正も含めて最新情報にアップデートされていることが理由だ。

<前作から追加したトピックス>
・年金の受け取り年齢上限の変更
・2024年からの新NISA
・インボイス制度
・医療費と介護費の合算制度
・生前贈与の改正 など

   本書の「はまりがちな落とし穴」や「ちょっとした工夫でできるコスパの大きな裏ワザ」をすべて実行すれば、総額で2000万円以上手取りを増やせる人もいるとのこと。お金のことを真剣に考える必要性を感じられる。

   また、定年前後でやるべきことが時系列で整理された「定年前後のお金のカレンダー」が巻末に掲載されている。より、具体的に計画を立てられそうだ。

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   お金に関することを考えるのはエネルギーを使うが、しっかりと対策しておけば将来の自分を助けてくれるに違いない。定年前後世代でお金まわりの知識に不安がある方は、今からでも本書で勉強してみると良さそうだ。

   本書の目次は以下の通り。

第1章 「退職金」の手取りを最大化!
第2章 「年金」で絶対損しない!
第3章 働き損にならない「働き方」
第4章 「独立」するなら徹底節税!
第5章 「住まい」のお金を最小化
第6章 「病気」と「介護」に万全の備えを
第7章 「遺産相続」は最大の落とし穴

■板倉京さんプロフィール
いたくら・みやこ/マネージャーナリスト・税理士。保険会社勤務の後、いったん専業主婦になるも、一念発起して、税理士資格を取得。大手会計事務所、財産コンサルティング会社勤務などを経て、2005年に税理士事務所を開業。女性税理士の組織 株式会社ウーマン・タックス代表。相続や資産運用に詳しい税理士として、シニアのクライアントを多く抱え、年間100人以上の相談を受ける。また、一児の母でもあり、実生活に根差した視点とわかりやすい解説から、テレビや雑誌などでも人気。「あさイチ」、「大下容子ワイド!スクランブル」などのテレビ出演や、全国での講演も多い。著書に「夫に読ませたくない相続の教科書」(文春新書)、「税理士がアドバイスする!! 相続手続で困らないエンディングノート」(ぎょうせい)「ひとりで楽しく生きるためのお金大全」(ダイヤモンド社)などがある。


※画像提供:ダイヤモンド社


 
  • 書名 定年前後のお金の正解 改訂版
  • 監修・編集・著者名板倉京 著
  • 出版社名ダイヤモンド社
  • 出版年月日2023年8月 2日
  • 定価1650円(税込)
  • 判型・ページ数四六判、304ページ
  • ISBN9784478118689

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