ロリータファッションのカリスマとして知られる青木美沙子さん、40歳。職業は、「ロリータモデル」で「正看護師」。10代からロリータの世界に夢中の青木さんだが、時折、心無い言葉を投げられることもあるという。
それでも、年齢を公表してロリータ道を駆け抜けている。そんな青木さんが、どのように「好き」を貫いてきたかを綴ったのが、『まっすぐロリータ道』(光文社)だ。
34歳のころ、ドキュメンタリー番組で年齢を公表した青木さん。番組出演をきっかけに、ロリータ愛を包み隠さず語るようになったという。
好きなものを好きと言い続けることで、多くの人から共感と応援の声が集まった。生きづらさを変えるために「何歳になっても、ずーっとロリータひと筋」を貫いていく。
青木さんは、ロリータモデルと看護師という2つの仕事、婚活などを通して、「私の貫く生き方で少しでも元気をチャージしてもらえたら幸いです」とコメントを寄せている。
自分の好きなものについて、気後れしたり、劣等感を感じたりする必要はないはず。青木さんは、自分の「好き」を肯定するロールモデルのような存在だ。ロリータファッションが好きな方はもちろん、好きなものがあるのに他人の目が気になってしまう人を元気にする言葉で溢れている。
■青木美沙子さんプロフィール
あおき・みさこ/1983年生まれ。ロリータモデル、正看護師。高校時代に読者モデルとしてデビューし、雑誌『KERA』などで活躍。ロリータファッションのカリスマとなる。正看護師として大学病院に勤務していた2009年、外務省より「ポップカルチャー発信史(カワイイ大使)」に任命され、国内外に日本の「KAWAII文化」を広める活動を行う。この任命を機に大学病院を退職し、以降、訪問看護に従事する。2013年には「日本ロリータ協会」を設立し、同協会の初代理事長に就任。現在はロリータモデル、インフルエンサーとしてその魅力を伝えつつ、訪問看護師の仕事を両立させている。
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