この恋は終わったはずなのに――。
真面目な司書が、ワケアリ男子と恋に落ちた。
LINEマンガで人気のWEBTOONⓇ『雨の日と月曜日』(原作:きみね/作画:コマkoma)は、地味で真面目な司書・珠恵(たまえ)と、大工として働くワケアリ男子・森川の切ない恋を描くストーリー。「幻の名作」と言われる原作web小説を、ファンだったというマンガ家のコマkomaさんがコミカライズした。
図書館で働く福原珠恵は、司書として今年で勤続3年目。仕事に慣れ、職場にも馴染んできていた。そんなある日、珠恵は同僚の真那から、最近図書館によく来るようになったイケメン・森川風太(ふうた)の話を聞かされる。
イケメン好きの真那によると、森川さんは26歳。程よくマッチョで日焼けしていて、キリッとした目つきは目の保養になる。隣町で大工をしていて、雨が降って仕事が休みになると図書館に来るらしい。
それからしばらくした頃。珠恵は、ひょんなことから森川さんと交流を持つことになった。きっかけは、森川さんが中学生向けの参考書を探していたとき、本探しを手伝ったこと。実は森川さんは、諸事情で高校にいったことがなく、26歳の今になって夜間高校の入学試験を受けようとしているという。
「わかんねえコトばっかで苦戦中」だという森川さんを励ますため、珠恵は学生時代の恩師である「サンタ先生」の言葉を借りて「勉強するのに早いとか遅いとかは関係ない」「学びたいときが学びどきなんだ」と伝えた。すると、森川さんは「その先生ってサンタ?」と発言主を言い当ててきた。実は、彼もサンタ先生の現在進行形の教え子だったのだ。
「サンタきっと喜ぶな。元教え子が自分の話した事覚えてたって知ったらさ」
「でも、私全然目立たない生徒だったし......たぶん先生も私のことなんて覚えてないと思います......」
「ふーん......賭ける?」
数日後。森川さんはわざわざカウンターにやってきて、サンタ先生が珠恵のことを覚えていたと報告してきた。珠恵は、先生が今も自分を覚えていてくれたことに胸が暖かくなった。そして同時に、「俺の勝ち」と言いながら森川さんが見せた笑顔に惹かれはじめていた。
しかしその8か月後、2人の縁はすでに断たれていた。さらに、珠恵は両親が決めた婚約者・門倉と無理やり結婚させられようとしていた。
門倉は医師免許を持つ超エリートだったが、同時に人間として有り得ない1面を持つ男だった。嫉妬深く、「汚れた女に価値はない」といって、婚約者に処女であることを求めてくる。娘を道具としてしか見ていない父は、そんな男との縁談を強引にまとめてしまった。気弱な母は父に何も言えない。
さらに、珠恵と森川さんが一時的に親しくしていたことを知った門倉は、「この男に抱かれたんですか?」と珠恵のことを疑いはじめた。そして「クズのお下がりを掴まされるのは御免なんです」と冷酷に言い放ち、珠恵に「検品」を求めてきた。処女であるかどうか、門倉みずから確かめるというのだ。「怖がらなくていい。私は医師免許を持っています」。
もちろん珠恵は拒絶し、抵抗した。が、味方はどこにもいなかった。なすすべもなく屈辱的な「検品」を受けさせられた後、心がボロボロになった珠恵は、家を出て、雨の中で泣いた。そして、「自分を助けてくれる人は誰もいない」と嘆き続けた。森川さんがやってきて、彼女のことを抱きしめるまでは――。
2人の恋は、なぜ一度引き裂かれてしまったのか? そして、珠恵は家族と婚約者の理不尽な支配から抜け出すことができるのか? ワケアリな2人の恋の物語がはじまる――。
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