本を知る。本で知る。

80年代「ロックの女王」が家族の介護を語る!

ありがとう Mama

 2023年5月14日、歌手・白井貴子さん初の著書『ありがとう Mama』(カラーフィールド出版)が発売された。

book_20230512165154.jpg

 白井さんは、1981年にメジャーデビューし、日本の女性ポップロックの先駆者的存在として活躍したロック歌手。本書は、かつてステージ衣装を手作りしてくれた母の他界をきっかけに、同じく他界した父、そして6年前に認知症とALSを併発し亡くなった叔母の介護から看取り、自宅で執り行った葬儀までを、リアルな体験を元に綴ったもの。

 両親や叔母とのたくさんの思い出とともに、介護の現実や、それを支える50〜60代の「わたしたち世代」の奮闘と葛藤を描く。そして「ひとりで辛く苦しい介護」が「介護新時代」へと動き出す「わたしたち世代」を勇気づけるメッセージに満ちた1冊だ。

 書籍の発売と同日には、母へ感謝を込めて捧げた新曲「Mama」シングルおよびミュージックビデオの配信リリースも実施される。ミュージックビデオは同年、箱根ロープウェイなどで撮影され、白井の初の個展「母 TSUNAGU 未来」展(京都沸立ミュージアム)で上映された。

book_20230512165208.jpg
白井貴子 配信シングル「Mama」

 書籍の購入は白井貴子さん公式オンラインショップから。

■白井貴子さんプロフィール
しらい・たかこ/シンガーソングライター。1984年、『Chance!』のヒットを機に「ロックの女王」と呼ばれ、日本の女性ポップロックの先駆者的存在となる。1998年、ロンドンに移住。帰国後、音楽活動再開。第61回全国植樹祭神奈川大会の歌『森へ行こう』、ESDユネスコ世界会議の歌『僕らは大きな世界の一粒の命』を作詞・作曲。2016年、白井貴子「北山修/きたやまおさむ」を歌うアルバム『涙河』リリース。2019年、京都佛立ミュージアムにて初個展「母 TSUNAGU 未来展」開催。2022年、「Cheer Up RV Fes.」with 白井貴子「茅刈り PEACE MAN CAMP」を長野県小谷村にて開催。神奈川県環境大使。環境省3R推進マイスター。文科省 ESDオフィシャルサポーター(2012年~14年)。今秋、80年代の楽曲をアナログレコードで再リリース予定。


※画像提供:カラーフィールド出版



 


  • 書名 ありがとう Mama
  • 監修・編集・著者名白井貴子 著
  • 出版社名カラーフィールド出版
  • 出版年月日2023年5月14日
  • 定価2750円(税込)

エッセイの一覧

一覧をみる

書籍アクセスランキング

DAILY
WEEKLY
もっと見る

漫画アクセスランキング

DAILY
WEEKLY
もっと見る

当サイトご覧の皆様!
おすすめの本を教えてください。
本のリクエスト承ります!

広告掲載をお考えの皆様!
BOOKウォッチで
「ホン」「モノ」「コト」の
PRしてみませんか?