東京・芝公園にあり、東京タワーを望む増上寺。明徳4(1393)年に創建された浄土宗七大本山のひとつであるこの寺院は、徳川家の菩提寺として知られている。
2023年4月1日に発売された『「徳川」 御朱印ガイド 家康ゆかりの地と人でめぐる天下統一の足跡』(メイツ出版)によると、ことし増上寺では、大河ドラマ『どうする家康』の放映に合わせて、特別に「安国院殿御朱印」を期間限定で授与しているという。
「安国院殿御朱印」は、普通の御朱印とどう違うのか。
増上寺の本尊は、恵心僧都の作と伝えられる阿弥陀如来立像「黒本尊」だ。家康公が崇拝し、勝運・厄除仏として江戸時代から信仰を集めてきた秘仏で、金色の像だったが、長年の香煙で黒ずんだことから名付けられたとされる。
通常は、この秘仏にちなんだ「黒本尊御朱印」と、浄土宗などで本尊とされる阿弥陀如来にちなんだ「阿弥陀如来御朱印」が授与されている。
それに対し、「安国院殿御朱印」は、家康公の法号である「安国院殿徳蓮社崇譽道和大居士」に由来しているという。中央には「安国院殿」と揮毫され、徳川家の家紋「三つ葉葵」の印が押されている。
増上寺ではこのほか、家康公の肖像画、 徳川家歴代並びに一門の位牌、 皇女和宮の等身大像、「二代将軍御霊屋」を10分の1で再現した英国ロイヤルコレクション所蔵の名品「台徳院殿霊廟模型」などを楽しむことができる。
本書では、ほかにも徳川家にゆかりのある寺社仏閣の御朱印を紹介。授与していただける寺社の縁起や徳川家との由縁などを徹底的に解説している。
通常授与される印に加え、イベント記念の限定版やバージョン違いなども掲載。また、行事ごとの御朱印帳や、徳川にちなんだ絵馬などの授与品も紹介されている。
「徳川」御朱印ガイドの決定版として、約120枚の印を収録。お寺や神社に参拝に行く際、これ一冊持っていけば、寺社仏閣巡りがより楽しくなるかも。
【主な目次】
☆ 御朱印の楽しみ方
☆ 御朱印の見方・集め方・集印帳など
☆ 「徳川」御朱印 主要頒布場所MAP
* 日光東照宮
* 日光山輪王寺
* 増上寺
* 玉井宮東照宮
* 菅生神社
* 井伊谷宮摂社 井伊社
* 五社神社 諏訪神社
* 荘内神社
* 松應寺
* 世良田東照宮
* 仙台東照宮
* 浜松八幡宮
* 名古屋東照宮
* 大國魂神社
* 龍城神社
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