3月22日発売の「週刊文春WOMAN」2023春号では、「おひとりさまで生きる。」を42ページにわたって特集している。
トップを飾るのは、著書『102歳、一人暮らし。哲代おばあちゃんの心も体もさびない生き方』(文藝春秋)が現在ベストセラーとなっている石井哲代さんと、マンガ『大家さんと僕』(新潮社)で80代の大家さんとの約10年にわたる交流を描いた矢部太郎さんの対談だ。
小学校教師として働き、子どもがいなかった石井哲代さん。20年前に夫を亡くして以来、102歳の現在にいたるまで、広島県尾道市の山間の一軒家で、ひとりで暮らしてきた。そんな石井さんを矢部太郎さんが訪ね、100歳を超えてなお、元気におひとりさまで生きる極意を聞く。
もう一つの目玉は、俳優の南果歩さんと脳科学者の中野信子さんの対談だ。
二人の出会いは2018年、南さんが重度のうつ病を患っていた時期だったという。いまでは海外の作品にも出演したり、本や絵本を描いたり、オフにはブロードウェイで芝居を楽しんだりとおひとりさま生活を満喫している南さんが、中野さんに「ぜひ相談したいこと」とは?
さらに、南さんは2度の結婚、離婚を経てたどり着いた境地を率直に語っている。
「私は学習したの。困っている人ではなくて、今、幸せである人を見つけたほうがいいということを。今幸せだという状態のほうが、謙虚に振る舞う必要もないし、その人本来の姿を見ることができるでしょう」(対談中の南さんの発言より)
本好きなら、「"おひとりさま文学"の傑作BEST24」が見逃せない。三宅香帆さん、武田砂鉄さん、花田菜々子さん、東畑開人さんら、書評家や作家、臨床心理士といったバラエティ豊かな面々が、1200年前から書かれていたという「おひとりさま文学」の中から、今読みたい作品を選んでいる。
特集ではほかにも、高倉健さんのパートナーとして17年間をともに歩んだ小田貴月さんが初めて素顔を明かし、高倉さんとの出会いから最期を看取るまでを語るインタビュー「没後8年、初めて明かす『高倉健、最後の10カ月』」、「住まいの保証人は? 認知症になったら? どこのお墓に入る? 〝ひとり終活〟考えるべきこと、考えなくてもよいこと」、「女ひとり、終の棲家を建てる。」など、おひとりさまを様々な角度から掘り下げている。
表紙を飾るのは、香取慎吾さんが「おひとりさま」特集のために描いた作品「ソロダンス」だ。
配偶者との死別、非婚、離婚など理由はそれぞれだが、誰もがおひとりさまになることが想定される時代。いま、女性が知っておくべき情報が満載だ。
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