成績が悪い、ケンカになる、やる気が無い......。
親が直面する「勉強」に関する等身大の悩みを、SAPIX小学部が解決!
2023年2月17日、教育ライター・佐藤智さんの新著『10万人以上を指導した中学受験塾 SAPIX(サピックス)だから知っている 頭のいい子が家でやっていること』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)が発売された。
発売前から注目を集め、発売当日にはAmazon本 総合ランキング6位を獲得(2023/2/17調べ)、すでに緊急増刷が決まっているという。
子育てをしていると、「勉強」に関する悩みはつきもの。
・毎日「宿題しなさい」と言うのに疲れた
・学校のテスト結果がいつも悪い
・子どもがわからない問題を教えているとケンカになる
・そろそろ受験を考える時期なのに、勉強に興味がなさそう
本書では、世の親たちが抱えるこんな悩みを、難関中学への高い合格者数を誇る中学受験塾、SAPIX小学部の先生たちにぶつけている。
SAPIX小学部は、首都圏難関中学の麻布中学校や開成中学校、桜蔭中学校などへの数多くの合格者数を誇る名門進学塾。毎年全国で約6000人の小学生が入塾しており、これまで10万人以上を指導してきた。本書では、そんなSAPIXが考える、「自ら学び続ける子に育てる」メソッドが紹介されている。
名門進学塾の講師陣の教えが詰まった本書。とはいえ、記載されているのは、中学受験の攻略法や算数や国語の問題の具体的な解き方、おすすめの中学校ではなく、もっとずっと手前にある「学びの本質」についてだ。
・子どもが勉強に興味をもつにはどうしたらいいのか?
・学びが好きになるにはどうしたらいいか?
・学び続けていく子に育てるためにはどんな習慣が必要か?
これらの疑問を、SAPIX小学部で長年子どもたちと向き合ってきた国語・算数・社会・理科それぞれの教科の専門家がひも解いていく。根本的に学びを好きになるには、家庭でどのような声かけや接し方をすればいいのか、具体的な例をあげて、「OKの声かけ・接し方」「NGの声かけ・接し方」をわかりやすく解説してくれる。
第1章では、子どもが学び全体に興味をもつための、家庭でできるアプローチ法を、第2章以降は、国語、算数、社会、理科と各教科への関心を耕す具体的なメソッドを紹介。最後の章では、中学受験を検討する際に知っておきたいことがまとめられている。
先行き不透明なこれからの時代では、どんな生き方を選んでも「学び続ける姿勢」が求められるという。では、学び続けられる「頭のいい子」とは、具体的にどういった力のある子なのか。年間6000人以上が在籍するSAPIXで子どもたちと接し続けるSAPIX YOZEMI GROUP共同代表の髙宮敏郎さんは、その土台となる力は大きく分けて次の3つだと語っている。
「知りたい、わかりたい」という好奇心
言われたことに対して「そうなのかな?」と、批判的に考える力
自らを表現する力
3つとも、何が正解かわからないこれからの時代を生きる子どもたちにこそ必要になる力。そしてこの3つの力は、親子のコミュニケーションの習慣によって育まれるという。
本書では、SAPIXの先生たちがコミュニケーションのポイントを紹介するとともに、SAPIX卒業生の保護者が「家でやっていること」のアンケートも掲載。首都圏難関中学合格者数No.1進学塾のメソッドが詰まった、注目の1冊となっている。
【目次】
はじめに
SAPIX卒業生保護者が「家でやっていること」
第1章 自発的に学び続ける「頭のいい子」
第2章 国語ができる子になる習慣
第3章 算数ができる子になる習慣
第4章 社会ができる子になる習慣
第5章 理科ができる子になる習慣
第6章 中学受験との向き合い方
おわりに
■佐藤智さんプロフィール
さとう・とも/両親ともに教員という家庭に育ち、教育の道を志す。横浜国立大学大学院教育学研究科修了。中学校・高校の教員免許を取得。出版社勤務を経て、ベネッセコーポレーション教育研究開発センターにて、学校情報を収集しながら教育情報誌の制作を行う。その後、独立し、ライティングや編集業務を担う株式会社レゾンクリエイトを設立。全国約1000人の教員へのヒアリング経験をもとに、現在は教育現場の情報をわかりやすく伝える教育ライターとして活動中。著書に『公立中高一貫校選び 後悔しないための20のチェックポイント』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)、『先生のための小学校プログラミング教育がよくわかる本』(共著/翔泳社)がある。
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