大人の科学マガジンシリーズの最新刊『大人の科学マガジン シルク印刷キット オリジナルの版を作っておうちでプリントできる!』(Gakken)が12月8日に発売された。
明治23年創業のみやこ染の老舗・桂屋ファイングッズとのコラボで作られた、シルクスクリーン印刷キット。
スクリーンを付け替えて何度も繰り返し使用できる専用枠フレームとスクリーン、スキージー、細筆などのセットに、桂屋が開発したシルク印刷版を手軽に作れる特殊インクが付属している。 印刷するインクは、ブラックのサンプルが入っていて、布、革、木、紙に感光機を使うことなく刷ることが可能。キットの内容だけで、版作りから布への印刷まで一通り体験できる。
本誌には、作品づくりのヒントが満載。文房具の達人mizutamaさんのマステやシールを使った簡単な版下作りの提案、「Fate/Grand Order」の推しグッズ作り、電解マーキング実験などのほか、いろいろなインクと仕上がりの関係やたくさんの作例を掲載している。
さらに、アンディ・ウォーホルに代表されるアートの世界でのシルクスクリーン印刷の歴史から、のんさんによる多摩美での本格的なシルクスクリーン印刷への挑戦、なつかしのガリ版印刷、プリントゴッコなどが全盛期の頃の様子まで、本誌は「印刷」の特集号となっている。
パソコンとプリンターが普及する前の時代の空気が味わえる、大人のための1冊だ。
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