不細工の公女になりました
不治の病で死んだはずの自分が、目が覚めたらなんと不細工な公女に!
上手くいかなかった人生を、今度こそやり直そう――!
ピッコマの人気SMARTOON「不細工の公女になりました」(原作者:JUNG HAIM 文/図:KANG SEAH)は、不治の病で死んだはずの主人公が、周囲に愛されず不幸な死を遂げた不細工な公女に転生。その運命を変えるために奮闘する悪役令嬢物語だ。
突然かかった不治の病で、たったの22歳で死んでしまった「私」。
しかし、再び目を覚ますと、そこは病院ではなく貴族のお屋敷で、身体は貴族令嬢シルビア・アトランテのものになっていた。さらに「私」の頭には、身体に宿ったシルビアの記憶が流れ込んでくる――。
不細工な公女・シルビア。他の家で生まれていれば平凡に育ったはずの彼女が道を誤った原因は、その生まれにあった。
彼女の父は、名門公爵家の首長で、秀でた政治的手腕と優れた外見を持つアトランテ公爵。母は、辺境伯の未娘で、天使のような心と美しい顔を持っていたという。そして、その子どもたちもまた、両親の血を引いて眩しいほど美しく、才能豊かで優しい心を持っていた――ただ一人、シルビアを除いて。
家族の中で唯一平凡に育ってしまった娘・シルビアは、段々と自分を惨めに感じるようになっていく。特に彼女より一歳年下の妹・エイリンとの比較は、彼女をより萎縮させた。人を思いやる穏やかな性格に、愛らしい外見、1つ教えると10を理解する聡明さまでを兼ね備えたエイリンは、存在しているだけでシルビアを苦しめていた。
「エイリン公女に比べシルビア公女は...何ていうか...あら! またあんなに陰険な顔して立ってるわね」
「アトランテ公爵家にはまったくもって似合わないですね」
「メイドならまだしもね~」
「しーっ、聞こえますよ~ホホホ」
「バカだから聞いたって分からないわよ~」
周囲から向けられる悪意と家族の無関心に蝕まれて、幼いシルビアの心は病んでいく。憂鬱と虚しさを癒すため始めた暴食は彼女の体を巨大にさせ、その体に比例して彼女の劣等感も巨大になり、周囲とのコミュニケーションを拒むようになる。
そして時が経ち、妹エイリンと皇太子の婚約式の日。ついに感情をコントロール出来なくなったシルビアは、人々の前で妹の頬をひっぱたいてしまう。未来の皇太子妃の頬を打ち、皇室冒涜罪を適用された彼女は、愛されたかったはずの父親から、地獄のような土地・アバルト領地への追放を告げられる。
全てを失い捨てられたシルビアは、二十歳になる日に毒を飲んで死んだ。愛を求めたが、一度も愛されないまま生涯を終えてしまったのだ――。
「私」が転生した時代は、シルビアが非業の死を遂げる5年前だった。今から手を打てば、悲惨な結末を回避することが出来るかもしれない。
前世での「私」は不治の病でろくに治療も受けられず虚しく死んでしまった。
一方、シルビアは何でもできる環境だったのに、人のことを気にしすぎて何もできなかった。何もしなくても美味しい料理が出てくるし、世話してくれるし、お金に困ることもない超リッチな人生! 全部持っていたのに、たった一つ、愛してもらいたいという願いは叶えられず、傷つき続けてひねくれてしまった。
だけど、今世での「私」は違う。その他大勢からの興味関心なんかこっちから願い下げ。いつ死ぬのか分からないのが人生なんだから、人の視線なんてどうでもいい。できること全部利用してやりたいこと全部やって生きる!!
そう決意した「私」は、前世では愛されたくて何も言えなかった相手――エイリンばかりを寵愛する兄や、家族に無関心な父に真正面から苦言をぶつけ、屋敷の別館に引きこもって新しい生活の準備をはじめた。
世間知らずの公爵令嬢が領地の外で生きていくためには、元々持っていた「精霊使い」の力を活かすしかないと、精霊使いとしての修行を始めた「私」。ところが、修行の副作用で、彼女の身体は大きく変貌してしまう。
全身の老廃物と余分な脂肪が、みるみる身体から溶け落ちていき――。後に残ったのは、とても不細工とは言えない美しい令嬢の姿だった!?
今度こそ、自分の生きたいように生きる! 後悔しかない人生を送ったシルビアと「私」のリベンジストーリー。はたして、公爵令嬢は幸せを掴むことができるのか?
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